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〈兵庫国体 成年男子ゴルフ〉 伏見商工会理事長・姜優さん

「目標はシニア大会王者」

ショットのあと、ボールを目で追う姜さん

 国体の成年男子ゴルフ競技は10月5〜7日にかけて宝塚ゴルフ倶楽部で行われた。京都府の国体予選を突破し、本大会出場の快挙を成し遂げたのが姜優さん(48)だ。国体府代表は3人で残り2人は大学生だというから、若さに負けない実力の高さをうかがわせる。競技は1日18ホール、2日間合計36ホール・ストロークプレーで行われ、姜さんは終始安定したプレーを見せた。競技初日、2日目の最終競技を終え、141人中31位と健闘した。団体戦で京都府は、25位となり大会を終えた。

 普段の素顔は会社社長。伏見商工会理事長、京都朝鮮第1初級学校の教育会副会長も務める。ウリハッキョや同胞行事はもちろんの事、商工会の仕事にも精を出す。そんな多忙な中でもゴルフの練習は毎日欠かさない。自宅にトレーニングルームも作るほど本格的にゴルフに取り組んでいる。国体に参加する前には、関西アマチュア選手権大会などの大会に出場し技量を磨いてきた。「実力が上がったのはここ2、3年のこと」。40代になってしっかり下半身を強化したことが今日の国体出場につながったと話す。

応援に訪れた妻、息子と共に

 ゴルフを始めたのは26歳の時。同級生らと遊び半分で始めたのがきっかけだ。30代前半から本格的にゴルフにと取り組んだ。「やりはじめたら最後までとことんやる性格なんです」。

 妻の金初美さん(49)は「一つのことにのめりこむ姿には驚かされる。こう見えて夫は料理も得意だし、家族旅行がとても好き。決して『ゴルフ人間』ってわけでもないんです」とほほ笑む。

 フットワークの軽い姜さんの今後の目標は、「日本のシニア大会でチャンピオンになる」ことだ。(金明c記者)

[朝鮮新報 2006.10.18]