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〈第35回在日本朝鮮人バレーボール選手権大会〉 男子 大阪2年ぶり、女子 兵庫4年ぶり 優勝

 第35回在日本朝鮮人バレーボール選手権大会が2、3日、東京朝鮮文化会館(東京・北区)で行われ、選手、関係者ら約130人が参加した。大会には男子4チーム(大阪、兵庫、東京、朝鮮大学校)、女子5チーム(大阪、兵庫、東京、東海、朝鮮大学校)が参加し、熱戦を繰り広げた。

 男子はリーグ戦、トーナメント戦で行われた。半分以上の試合が3セット目までもつれ込むというまれに見る激戦のすえ、大阪が全勝し、2年ぶりに優勝した。

 去年14年ぶりに優勝した兵庫は、2日目初戦(対東京戦)で、けが人を出しながらもチームの団結力、粘り強さでフルセットのすえ勝利し、見事決勝に駒を進め大阪と対戦した。

 2年連続同カードとなった決勝戦で兵庫は、エースをリベロに下げ、両エースを欠きながらも、例年にない激戦を繰り広げた。一方の大阪は、今年亡くなった大阪バレーボール協会・林永春会長の遺志を継ぎ、必ず優勝するという気持ちで試合に臨んだ。

 1セット目は25−18と7点差をつけ大阪が勝利したが、2セット目に入り兵庫は高いブロック、早い攻撃、見事なレシーブ力で追い上げた。試合中盤までは1、2点差の攻防が続いた。大阪は高い打点からの早くて落ちるジャンプサーブ、相手ブロッカーを翻弄するトス回し、エースの目が覚めるようなアタックで試合終盤を制し、3点差という接戦ではあったが、2セット目もとり、2年ぶりに制覇した。

 今年、主将を任された大阪の池玲徹選手(21)は「代理で主将を任されたが、去年優勝できなかった分、1年間レシーブをきたえた。打倒兵庫という目標をかかげていたので、優勝できてうれしい」と感想を述べた。

 昨年4位の東京は3位決定戦で朝大を下し2003年の3位以来、3年ぶりに3位入賞をはたした。

 ここ2年間メダルを手にしている朝大は、3位決定戦でチームの流れを取り戻せず4位に終わった。

 一方の女子は2日間、リーグ戦が行われた。

 兵庫は初日、東京に圧勝。大阪戦は3セット目にもつれ込む接戦のすえ勝利。2日目も順当に勝ち進み決勝へ駒を進めた。

 朝大との決勝で1セット目を落としたものの、2セットを連取し、4年ぶりに念願の金メダルを手にした。

 大阪と朝大の2、3位決定戦は3セットまでもつれ込んだすえ、朝大が勝利した。(李幸英記者)

【成績】

−男子

 1位 大阪

 2位 兵庫

 3位 東京

−女子

 1位 兵庫

 2位 朝鮮大学校

 3位 大阪

[朝鮮新報 2006.12.6]