top_rogo.gif (16396 bytes)

都秋期大会などで優勝 チーム結成から1年半の「高麗SC」

「50代でも目標は全国制覇」

東京都秋期シニア大会で優勝した「高麗SC50」のメンバー

 関東地方に在住するメンバーで構成された在日同胞シニアチームの「高麗SC(サッカークラブ)」が11月23日、東京・舎人陸上競技場で行われた「第5回東京都秋期シニアサッカー選手権大会(50歳以上)」で優勝した。

 同大会の予選リーグで2勝して1位となり、決勝で全国大会3連覇中のセレクシオントキオと対戦した。強豪を相手に2−1で勝利を収めて念願の優勝を果たした。また、11月25、26日に行われた御殿場大会でも優勝。「東京都シニアOVER50サッカーリーグ大会」では2位の成績を収めている。北区シニアリーグ2部に所属するが、今年1部への昇格を決めた。一方、40歳以上の高麗SCは、北区シニアリーグの1部に所属し上位に食い込んでいる。

 高麗SCは、04年に日本スポーツマスターズ(全国大会)で初優勝。メンバーは、東京朝高サッカー部や「幻の王者」と言われた在日朝鮮蹴球団などに所属した選手たちで構成されており実力は相当なもの。04年のマスターズで優勝したのは40代のチームで、現在50歳を迎えたメンバーたちでチームを新たに結成したのが「高麗SC50」。発足してまだ1年半足らずだが、チームの士気もどんどん高まっている。

 50代チームのゴールキーパー・梁祥亀さんは、「新たに50代で活動をスタートしたが、チームがやっと組織的に機能し、メンバーの意思疎通も強化され始めた。これからもサッカーを楽しむだけでなく、在日朝鮮人チームとしての力を全国に示して、同胞たちに喜んでもらえる活躍をみせたい。目標は日本マスターズ制覇。40、50代の同時全国優勝も視野に入れていきたい」と熱く語っていた。(c)

[朝鮮新報 2006.12.13]