アジア大会アラカルト 話題ふりまいた才能あふれる体操姉妹 |
「オンニの金メダル、うれしい」 ホン・スジョン(20)、ホン・ウンジョン(17)選手は、そっくりの体操姉妹と話題を集めた。 姉のスジョン選手は金1、銀2、銅1を獲得して今大会で一躍注目を浴びた。一方、妹のウンジョン選手は銀1、銅1を獲得。跳馬では姉が銀、妹が銅となり、姉妹で表彰台に上がったことも話題になった。 連合ニュースによると2人は咸鏡南道・咸興が故郷。とても恥ずかしがりやで、記者の質問にもあまり答えられずにいたが、試合会場に入ると笑顔で他国の選手たちと会話する姿が見られたという。南のユ・ハンソル選手(16)とお菓子を分け合うほほえましい場面もあった。 姉のスジョン選手は体操歴約10年。妹のウンジョン選手は2年遅く始めた。「どっちがうまいの?」と南の記者が質問。すると「妹が姉よりもうまくては道徳的にダメでしょう」というコーチの言葉に、「うんうん」とうなずくウンジョン選手。出た言葉は、「オンニ(姉)が私よりももっと上手。私が取ったメダルよりも、オンニの金メダルがもっとうれしい」。 「美女応援団」ならぬ「美男応援団」(?!) 注目浴びた朝鮮人サポーター
02年の釜山アジア大会で話題となった約280人の朝鮮の「美女応援団」。今大会、「美女応援団」の応援こそなかったが、スーツにネクタイ姿の男性応援団が登場。男子、女子サッカーのサポーターとなった。応援に興じた男性たちの主は、カタールで働く建設労働者だという。男子サッカーの対日本戦では勝利後、あまりのうれしさにグラウンドに降りて選手たちと喜びを分かち合うハプニング(?!)まで起こったが、その後の試合ではフェアな応援に徹していたという。 10日の男子サッカーの「北南対決」では約1000人が応援。南朝鮮の応援団と「祖国統一」を叫び、「われらの願い」を歌うなど、会場は「統一ムード」にあふれていた。女子サッカーの日本との決勝戦には、約2000人が太鼓やケンガリを叩き「朝鮮、イギョラ」などと声をあげて応援していた。 [朝鮮新報 2006.12.20] |