top_rogo.gif (16396 bytes)

東北朝高卒のプロボクサー・金智哉選手 全日本フライ級新人王に

 世界への登竜門、プロボクシングの全日本新人王決定戦が17日、東京・後楽園ホールで行われた。東北朝鮮初中高級学校卒業生でプロボクサーの金智哉選手(ワタナベ、21、リングネームは金城智哉)が廣瀬健太選手(フジタ、26)を3−0の判定で降し、全日本フライ級新人王に輝いた。これで日本10位にランクインした。

 金選手は、第63回東日本新人王のフライ級決勝戦(11月3日、後楽園ホール)で判定勝利を収め、今回の全日本新人王決定戦に出場した。

 金選手は、東北朝高1年からボクシングを始めた。学校に部がないためジムに通っていたが、在日本朝鮮人ボクシング協会や各朝高のボクシング部監督、関係者らの協力と指導によってインターハイを目指すようになった経緯がある。高3の03年にインターハイ初出場。東北朝高から初のインターハイ出場選手となった。ライトフライ級の1回戦で敗退したが、ここでの経験がプロ入りの一つのきっかけになっている。

[朝鮮新報 2006.12.20]