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在日の個性を生かして

 最近、いろいろな境遇の人たちと出会う機会が多い。つくづく人の生き方はさまざまだなぁと思う。みな必死に生きているし、必死に学んでいる。

 例えばあるハングルの検定試験の手伝いをしたとき、私の教室は5級のクラスで、50人ほどいたのだが、そのほとんどは日本の普通の若い女の子。なかには60〜70代のお父さんや小学生らしき男の子も混じっており、その人たちが何でハングルに興味をもったのか知りたくなった。また、中国の朝鮮族や韓国のオモニたちもわが子に対する教育熱が半端じゃなく、年間60〜70万円を払ってランゲージスクールに通わせているそうだ。私が日本語を教えている19歳の女の子はさらに週3回勉強を習っている。

 そうかと思えば、うちの近くの韓国料理店の息子さんは30代なのだが、オーストラリアに若い頃留学して英語を学び、今は日本で英語塾を営んでいる。彼は英語ペラペラ、韓国語はもちろんのこと、日本語、中国語、フランス語までこなすのである。また、ソウル出身の女性も私より日本語が上手。

 しかし、こんなそんな人たちと出会って、話しながらあらためて気づいたことがある。私たち在日は、その誰とも話ができ、話を合わせられるということだ。日本人とも韓国人とも朝鮮族の人ともちゃんと話ができちゃうのである。

 私も少しがんばって、日本語、ハングル、そして英語まで勉強しなおそうと思った。そして、この在日の特性や個性をもっともっと活用していこうと思う。(沈裕子、足立女性同盟、非専従)

[朝鮮新報 2006.11.18]