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新たな決意と抱負をいだき 在日朝鮮人運動のさらなる発展を

 2006年は激動の日々であった。祖国では昨年を社会主義強盛大国建設の新たな飛躍で飾り、5千年民族史でこれまでなかった創造と変革の年として輝かせた。

 昨年は、総連においても中等教育実施60周年と朝鮮大学校創立50周年を在日同胞社会の民族的慶事として、盛大に記念した意義深い年であった。

 昨年はまた、民族教育文化事業と同胞生活奉仕、福祉活動を愛族愛国運動の2大中心柱として堅持し、総連を同胞たちの支持と信頼を受ける組織として強化発展させるうえで新たな前進を成し遂げた年であった。

 民族教育事業では、生徒を受け入れる活動と「学校を愛する1口運動」をはじめとした学校運営を助ける活動、教育権擁護拡大のための活動を力強く推進し、民族学級と土曜児童教室、午後夜間学校を日本各地の100カ所で運営した。

 また、厳しい環境の中でも各地域の民族文化教室と各種サークルを拠点に、文芸スポーツ活動を繰り広げ、金剛山歌劇団公演も日本各地で67回にわたり5万6千人の観客を集め盛況に行われた。

 各地の「同胞生活相談センター」では、同胞の生活上の問題を解決するために全力を尽くした。

 85カ所で高齢同胞福祉施設が運営され、民族結婚を奨励し実現する運動とオモニたちの「子育て支援」活動も活発に行われた。

 昨年は、「万景峰92」号の入港禁止措置をはじめとする日本当局と右翼反動の迫害と人権侵害に反対し立ち上がった闘いの年である。11月から12月にかけ国会議事堂前と主要都市の駅前で、連日繰り広げた座り込みと街頭宣伝には国会議員や多くの市民から激励と連帯のメッセージが寄せられた。

 また、総連は6.15民族共同委員会の一員として、北南共同宣言実践のための統一運動を積極的に展開し、水害支援など祖国建設にも特色のある寄与をした。

 このように昨年は、結成以来例を見ない厳しい環境の中でも総連が同胞たちの支持を受け信頼される真の民族団体、同胞組織としての姿を備えるための活動を力強く繰り広げた忘れられない闘いの年、前進の年であった。

 この闘いと前進の歩みには熱い愛族愛国の心と未来に対する確信を抱き、あらゆる試練を乗り越えてきた同胞たちの献身的努力が込められている。

 総連支部をはじめとする各地の活動家と非専従の役員たち、同胞商工人、朝青、青商会、留学同の新しい世代、同胞女性たち、学校の教員たち、同胞知識人と芸術家、体育人たちは昨年の活動で各組織の特性を生かし今までにない貴重な成果を達成した。

21全大会を大きな成果で迎えよう

 新年は、金日成主席の生誕95周年と金正日総書記の生誕65周年を祝う意義深い年であり、民族史的にも情勢の展望においても重要な年である。

 新年に祖国は、強盛大国の黎明を目指し力強く前進するであろうし、北と南、海外の同胞たちは6.15北南共同宣言の旗を高く掲げ祖国統一のためにまい進するであろう。

 意義深い新年に迎える総連第21回全体大会は、20全大会決定を執行した成果に基づき、今日の情勢発展と在日同胞社会の新たな状況に対応した主動的な方針を明示することによって、新しい世紀の総連事業と在日朝鮮人運動の輝かしい前進を宣言するとくに重要な大会である。

 今繰り広げている「6カ月運動」をより力強く推進し、日本の各地で愛族愛国の誇らしい実績を上げるため献身的に奮闘しよう。

 そして21全大会を機に先代が築きあげた愛族愛国の業績と伝統をしっかり受け継ぎ、むつまじく豊かで力強い同胞社会を建設する在日朝鮮人運動の新たな段階を切り開いていこう。

[朝鮮新報 2007.1.4]