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各地で20歳の朝鮮青年を祝う集い 同胞社会を担う決意に燃え

 「在日朝鮮青年の日」(8日)に際し、各地で20歳を迎える朝鮮青年たちを祝う集いが開かれている。次代を担う青年たちは同胞、父母たちの祝福の中、決意も新たに朝鮮青年として立派に生き、父母、同胞社会に恩返しすることを誓った。

東京 同胞の近くで一生懸命

旧人との再会と新たな門出を記念し、記念写真に収まる青年たち

 20歳を迎える東京朝鮮青年たちの祝賀会が8日、東天紅(東京・台東)で行われた。162人の同胞青年が140人の父母、関係者たちから祝福を受けた。総連中央の徐萬述議長も祝いに駆けつけた。

 祝賀会1部では祝辞、記念品贈呈に続いて青年代表が決意表明をした。父母たちは晴々とした青年たちの姿に声援と大きな拍手を送った。

 李政俊さん(神奈川大学)は、友人との談笑を楽しみながら「誰よりもオモニに感謝している」とはにかんだ。金理恵さん(東京朝鮮歌舞団)は憧れの歌舞団に入団し2年、「これからも同胞を近くに感じながら一生懸命やっていきたい」と話した。

 会食を楽しみながらの2部は、恩師からのビデオレター、東京朝鮮歌舞団の公演、出身校別歌自慢大会、抽選会など多様な催しで盛り上がった。(丘)

西東京 「朝鮮青年として生きていく」

白熱したリンゴ剥き競争

 「2007年20歳を迎える西東京同胞青年祝賀会」が6日、フォレスト・イン昭和館で行われ、約150人が参加した。

 今年成人を迎える46人の同胞青年の入場、祝電の紹介に続き祝杯が上げられ、青年らを祝った。

 祝賀会では、20年間育ててくれた両親と恩師への感謝の意を込め、青年らが公演を披露した。

 また、青年らと両親が参加するゲームが行われ、楽しいひと時を過ごした。

 祝賀会に参加した李栄華さんは、「今日の会を準備するために努力してくれた朝青の先輩たちに感謝している。また、恩師たちもたくさん来てくれたのでとてもうれしかった。20年間育ててくれた両親と先生たちの期待を裏切らないよう、朝鮮の青年として生きていきたい。これからも同級生との関係をさらに深め、同胞社会に寄与したい」と抱負を語った。(松)

神奈川 新たな歩を進める契機に

「乾杯!」。自信と希望に満ちた青年らの姿が何ともたくましく見えた

 「2007年20歳を迎える神奈川朝鮮青年らを祝賀する集い」が7日、ローズホテル横浜で行われ210余人の同胞らが参加。59人の新成人らを祝した。

 朝高を卒業後、親に「自分の道を進むよう」背中を押された金武憲さんはこの日、親への感謝の気持ちを手紙に綴った。「アボジ、オモニの子どもでよかった」と金さんが読み上げると会場は拍手で揺れた。

 郭美英さんは、郭州孝さん、韓文順さん夫妻の末娘。夫妻は、「チョゴリを着ている今日のような気持ちを忘れずに」(郭さん)、「しっかり生きてほしい」(韓さん)と願っていた。

 神奈川では今年も新成人らが実行委員会を組み、式の準備を進めてきた。「父母と先生らに感謝し、われわれが新しい第一歩を歩む契機となるよう集まろう」(朴成東委員長)というテーマが実現された今年の集いとなった。(東)

宮城 恒例の1泊2日の祝賀行事

花束を胸に笑みがこぼれる

 毎年恒例の新年会をかねた宮城県下20歳を迎える同胞青年たちを祝う集いが、9〜10日にかけて仙台市の秋保温泉ホテルニュー水戸屋で行われた。

 この日14人の対象青年たちは、父母と家族、親せき、同胞たち130余人の温かい祝福を受けた。

 総連宮城県本部の朴広基委員長が、同胞社会発展のための生きがいのある道で青春を輝かすことを願うと祝辞を述べたあと、看護師専門学校に通う李祥在青年が決意表明をした。

 宮城県同胞新春の集い実行委員会(「萬石委員長)から、この日の主人公たちに花束と記念品が贈呈された。

 夜に行われた新年会で20歳を迎える青年たちは、舞台に上がり同胞たちに感謝の心をこめ歌を披露し、同胞たちと父母、恩師たちと楽しいひと時を過ごした。【宮城支局】

[朝鮮新報 2007.1.17]