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西東京日朝友好親善新春の集い 「本音の交流を継続すること」

 西東京日朝友好親善新春の集い(主催=日朝友好親善新春の集い実行委員会)が1月30日、立川市内のホテルで行われ同胞、日本の市民約100人が参加した(写真)。昨年10月末、同実行委員会らは一堂に会し、集いを継続すべきかどうかについての話し合いをした。朝鮮が核実験を行ったことで、一部の日本人から中断の声があがったからだ。しかし実行委員らは、情勢に左右されず30余年間途切れることなく続けてきたことに意味があるとし、今後も継続していかなければならないとの思いを共有、今回も例年通り開催することを確認しあった。

 集いでは、実行委員会のメンバーが紹介されたあと、原水爆禁止日本国民会議の関口和代表委員、在日本朝鮮人総聯合会西東京本部の李龍秀委員長がそれぞれ、主催者を代表してあいさつをした。

 関口氏は、世界で一番プルトニウムを持っている日本は「潜在的核大国だ」と述べ、今回、朝鮮が核実験を行ったことによって、「日本国内では核保有議論をしているが、それをくいとめなければいけない」と指摘した。

 李委員長は、情勢が厳しいなかでも集まってくれた日本の有志らに感謝の意を表するとともに、「これからも手を取り合い、日朝友好の花を大きく咲かしていきたい」と語った。

 集いでは公演が行われ、青梅市職員組合の「ジンカイバンド」、朝鮮の功勲俳優・鄭湖月氏が舞台にあがった。

 実行委員のメンバーである「三多摩日朝女性の集い」の都丸泰江代表は、「地域から交流していかなければならない。今後も互いに本音を言い合えるような関係を築いていきたい」と話していた。(蒼)

[朝鮮新報 2007.2.5]