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中央大会での連帯あいさつ

−清水澄子代表(朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会) 在日朝鮮人がここに結集し、日本の不当な弾圧に対して抗議集会を行わなければならなかった事実は、日本政府の本質を物語っている。

 総連施設や学校への強制捜索、在日朝鮮人の逮捕は言語道断だ。とくに朝鮮学校への強制捜索は、日本の歴史のなかで最大の汚辱になるだろう。

 法と権力を恣意的に濫用する日本政府の対朝鮮政策とたたかっていかなければならない。

 「万景峰92」号の入港禁止措置、人権蹂躙、不当な弾圧を即時中止することを要求する。

 われわれは、絶対に権力の操作に惑わされず連帯し日朝関係の正常化と友好、東北アジアの平和に向けてともにたたかっていこう。

−浅野健一教授(同志社大学) 日本が過去41年間、朝鮮を侵略支配し、朝鮮の国家と人民に対し正式な謝罪、補償をおこたり、米国と競合して敵視敵対政策を今日まで取りつづけていることについて、日本人の一人として謝罪したい。

 司法の独立が日本の裁判所によって脅かされるとよく言われるが、今回は法の正義を示してくれたということに私は喜んでいる。

 まさにいま、小泉前首相が2度の訪朝の際に、在日朝鮮人の差別をなくしたいと約束したことを私たちは守っていかなければならない。それはここに取材にきている日本の報道機関にも求められている。

 わたしは一人のジャーナリストとして、大学の教授として、みなさんとともに今後もたたかいつづけ、日本の民主化に努力していきたい。

−床井茂弁護士(在日朝鮮人人権セミナー実行委員長) 東京都が出した理由にならない理由を受けて、一度は会場の使用を取り消された。しかし、総連のこのような集会は過去40年にわたって続けられているが、混乱などは過去一度も起こってない。

 現在、日本当局は在日朝鮮人の些細な過ちをとがめて関係のない総連本部や商工会、神聖な民族学校へまで強制捜索の手を伸ばしている。これらは差別的な権力の行使以外の何ものでもない。

 われわれには憲法で定められた集会、結社、表現の自由があり、全ての人は法の下に平等だ。このような権利を行使して弾圧に抗議しよう。不当な弾圧は必ず歴史的な非難を受け、最終的には崩れ去る。勝利はわれわれにある。

 道は決して容易ではないが、勝利を信じてがんばろう。

−宋世一事務総長(在日韓国民主統一連合) 日本政府の朝鮮半島政策を正すこと、つまり南北和解を支持し平壌宣言にのっとり朝・日関係正常化を促進させることはなによりも緊要である。そのために在日同胞が和合し団結することが切実に要求されている。

 その指針は、昨年発表された「5.17共同声明」で明らかにされているとおり、6.15の旗じるしのもと、「わが民族同士」の理念で和解し団結することだ。これはまさに祖国統一を促進する道でもある。

 われわれ韓統連は、在日同胞社会の和合と日本政府の朝鮮半島政策是正を要求する運動を集中的に展開、「6.15共同宣言」を実践し、祖国の自主的平和統一を促進する2年計画を採択した。

 「集まれば生き、離れたら死ぬ」という言葉がある。今がまさにそのときだ。

[朝鮮新報 2007.3.7]