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日朝長野県民会議の代表ら 総連中央を訪問

徐萬述議長、許宗萬責任副議長と歓談

鄭元海・体連会長の畑で収穫された蕎麦粉で蕎麦を打つ中山良一さん(左)と徐萬述議長、許宗萬責任副議長ら

 日朝長野県民会議の深井計美代表委員、佐藤正幸事務局長らが11日、総連中央を表敬訪問し徐萬述議長、許宗萬責任副議長と歓談した。

 席上、深井代表委員は、総連長野県本部の李光相委員長をはじめとする長野県下の総連活動家、同胞らと日ごろから交流を深めていることに言及し、朝鮮の自主的平和統一と長野朝鮮初中級学校への支援、金剛山歌劇団公演後援などの伝統と経験が若手に継承されていると述べた。

 徐議長は、厳しい情勢のなかで金剛山歌劇団公演を1年のうちに数カ所で、歌劇団が創団された翌年の1956年から50年もの間、途切れることなく行ってきた県は長野以外に見当たらず、毎年7000人以上の観覧者の大多数が日本人という事実は、同会議の大きな役割に起因していると高く評価した。

途切れない歌劇団公演

 歓談後、総連中央の職員らが歓迎するなか、代表一行の誠意で用意された信州蕎麦(手打ち蕎麦)を食する「親善食事会」が行われた。

 食事会で徐議長は、長野の親善友好団体と人士らは金剛山歌劇団公演と朝鮮統一支持全国集会を成功させているだけでなく、3月の日本当局による総連弾圧を糾弾するデモ行進に、県民会議の人士ら自らが合流し、同胞らに大きな力を与えてくれたと謝意を表した。また、この日の喜ばしい集いが長野県をはじめとする多くの地域で、朝・日親善運動をさらに飛躍させる「もうひとつの契機」になるだろうと述べた。

 深井代表委員は、「総連に関するテレビ報道に歯がゆい想いを抱いている」と述べながら、初めて総連中央会館を訪れ「感激している。これからも日朝が『近くて近い国』になるため、引き続きがんばっていきたい」と決意を披瀝した。

 食事会では、徐議長から深井代表委員に記念品が贈呈された(写真)。

 この日、深井代表委員らとともに表敬訪問した中山良一(上小地区労働組合会議議長、上小地区「朝鮮の自主的平和統一を支持する会」事務局長)、松村元雄(上田市職員労働組合、自治労長野県本部書記次長)、竹花伸祐(上田市職員労働組合特別執行委員)の各氏が信州蕎麦を打った。

 延し棒1本、蕎麦粉だけで十割蕎麦を打った中山さんは、「日本の風潮は物々しく異常だ。政府は朝鮮を非難しているが、実態はやはり違う。いち人間、地球人として、総連の人たちと歩み寄り、助け合い、そうした気持ちをこれからも持ち続けたい。『歓迎ぶり』には正直驚いたが、とても感激している」などと述べていた。(文=李東浩記者、写真=盧琴順記者)

[朝鮮新報 2007.5.16]