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燃える信念

 「不屈の信念を内外に誇示、勝利と団結の大会」となった総聯第21回全体大会(5月25〜26日)。各地から約2000人の代議員らが東京朝鮮文化会館に集った大会初日夕、全体大会を祝賀する音楽舞踊構成詩「新しい世紀、愛族愛国の信念も高く」が上演された。約50分間の音楽舞踊構成詩には金剛山歌劇団と東京、北関東、大阪、兵庫、広島、福岡の朝鮮歌舞団団員ら、埼玉朝鮮初中級学校の生徒とオモニ会のオモニらが出演。今後3年間の新しい方針に則った芸術扇動、舞踊、歌などが披露された。

 食い入るように鑑賞していた朝青世代の代議員は、「朝鮮国旗を男性舞踊手がまとい『団結』をテーマにした舞踊が心に残った」という。

 ほか多数の若い代議員らは、金剛山歌劇団による舞踊「燃える信念」に共感していた。90年代から10年以上にわたり上演されてきた同舞踊は、時代の情勢により観覧者の捉え方が変わってきているのだそうだ。

 しかし「信じて貫き通すその先に、勝利がある」という普遍的なテーマは観衆の心を打ち共感を呼んできた。「過去、現在、未来における闘い、在日1世が守り続けた『もの』を死守していこうとする『信念』が込められている」−出演者のひとりはこう述べていた。

 日本当局による常軌を逸した強制捜索がはびこる昨今、総聯と在日同胞は「団結こそ力」であることを実感している。

 揺れず、ぶれず、芯をもつこと。人と人とをつなぐ大切なものだ。(李)

[朝鮮新報 2007.6.5]