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秋田県・旧発盛精錬所の朝鮮人強制連行 7月1日に埋葬跡で追悼法要

 秋田県朝鮮人強制連行真相調査団は、18日、県内八峰町八森にあった旧発盛精錬所で、戦時中に徴用され強制労働させられた朝鮮人の埋葬跡が見つかったとして、この場所に7月1日、標柱と案内板を建て、追悼法要を執り行うことを発表した。

 調査団は「犠牲者の冥福を祈り、悲劇が繰り返されないよう願いたい」としている。

 埋葬跡は同町八森泊台の農道脇の原野約660u。住民の証言などを元に、本紙文化欄に「遺骨は叫ぶ」を執筆中の、同調査団野添憲治・事務局長が昨年12月に発見した。

 野添さんが入手した旧厚生省の資料によると、旧発盛精錬所では朝鮮人201人が強制労働させられていたという。

 「秋田県でもたくさんの朝鮮人が犠牲になっているはずなのに、これまで誰も調べてこなかった。せめて墓地跡をはっきりさせるため案内板を設けたい」と野添さんは語っている。

[朝鮮新報 2007.6.25]