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〈みんなで子育て オンマ、オリニサークル紹介 K〉 神奈川・中北 「パンチャッ会」

オンマたちが仲良く過ごせるよう

伝統を受け継ぎ

オリニもオンマもみんな仲良し

 女性同盟中北支部では、何十年間にわたって「チンダルレ学習班」というセミナーを行ってきました。そのセミナーに参加していた4人の若いメンバーが、先輩たちの思いと伝統を受け継ぎながらも、若い世代に合ったサークルを作ろうとなったのが、「パンチャッ会」が結成されたきっかけです。

 その後、メンバーたちは子育てという共通点を持った人たちが集まることで、同胞どうしの交流を深める場として、またウリハッキョにつながる窓口としての役割を果たそうと会をオンマとオリニたちの会にすることにしました。

 こうして2003年5月17日、女性同盟で準備してくれた焼肉を囲みながら、神奈川県で初めてのオンマ、オリニサークルである「パンチャッ会」は産声を上げました。言うなれば、神奈川オンマ、オリニサークルの「さきがけ」と言えます。「パンチャッ会」という名前は、オンマとオリニたちがいつまでも輝いていけるようにという参加者全員の思いを込めて付けました。

 「パンチャッ会」では、毎月1回を目標に、子どもたちが喜ぶようなイベントを中心に活動してきました。リトミックやお絵かき教室、工作教室、遠足、クリスマス会、入学祝賀会など、数え上げたらきりがありません。

 また、おととしからは青商会と協力して忘年会やクリスマス会、無料歯科検診などの合同イベントも行っています。

 会を運営していくうえで心がけているのは、会の名前どおり、中北地域のオンマとオリニが常に輝いて過ごしていけるようにすることとオンマたちのコミュニティを広げること、そして民族心を与えられる場としての会でありたいということです。とくに、メンバーであるオンマたちが常に悩みごとなどを打ち明けられるような信頼関係を保っていきたいと思っています。

支部と連携して

青商会と共同で行った無料歯科検診

 中北地域は地域的に広いうえに同胞が散らばって暮らしているというのが特徴で、集まるのがとても大変です。

 また、ほとんどのオンマたちがほかの地方から嫁いできたため、会の運営形式や方法、場所の選択などにはとても気を使っています。 最近、こんなことがありました。

 同胞社会とはあまり関わりがないのですが、「パンチャッ会」には参加してくれているあるオンマが、「ハッキョに行ったとき、『パンチャッ会』を通じて仲良くなったオンマたちがたくさんいて、全然違和感がなかった。『パンチャッ会』があってとても良かった」と、ハッキョで「パンチャッ会」を宣伝してくれました。会を運営するのはとても大変ですが、このようなオンマたちのためにもがんばろうと思っています。

 また、中北地域ではオリニたちが暮らしている地域によって横浜朝鮮初級学校と西東京第2初中級学校のどちらかに通っているのですが、支部に集まったときはハッキョに関係なく、みんなが仲良く過ごしています。これも「パンチャッ会」で幼い頃から一緒に遊んできたおかげだと思っています。

 このように、オンマもオリニもみんなが仲良く過ごしていることもあり、今年入学する9人のオリニたちがすべてウリハッキョに入学しました。

 現在、毎月1回を目標にやっていますが、これからはオンマとオリニが一緒に参加する回とともに、オンマだけが集まる回も作り、料理教室やセミナーなどをやろうと思っています。

 「パンチャッ会」を卒業したオンマたちから最近、OB会を作ろうという話も出ています。「パンチャッ会」はもちろんですが、中北地域のオンマたちがいつまでも仲良く過ごしていけるよう女性同盟支部とも連携を密に取りながら会を発展させていきたいと思っています。【任蓮玉、責任者】

[朝鮮新報 2007.7.17]