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福岡初級で美化活動 「子どもたちのために汗かこう!」

 福岡地域に暮らす同胞男性らが8日、福岡朝鮮初級学校で校内美化活動の一環として草刈りを行った(写真)。草刈りには同地域の同胞と同校卒業生のほか近隣の日本市民と釜山から来た「全国教職員労働組合」(全教組)のメンバーら12人をはじめとする101人が参加した。

 参加者らは雨が降る中、4時間にわたって草刈りと花壇を整理した。この日のために、同校教育会の石英智前会長は草刈り機25台を準備したほか、地域青商会の李充哲会長は重機を用意して第2運動場を整備した。

 作業を終えた参加者らは、焼肉を食べながら親ぼくを深め、チャンゴの伴奏に合わせて「金剛山打鈴」などの朝鮮民謡と「われらの願いは統一」を合唱した。

 釜山「全教組」の責任教員は、「同胞がこうして堂々と日本の地で民族の魂と学校を守っている姿を見て、言葉よりも涙が先に出た。今日参加して、60年もの間民族教育を守り発展させてきた在日同胞の力の源、崇高な志を知ることができた。来年も必ず学校に来る。朝鮮学校を守るうえで、私たちが少しでも役に立てたのなら幸いだ」と感想を述べた。

 主催者を代表してあいさつした同校アボジ会の蔡徳生会長は、「わが民族と同胞の力を一つにして、これからも学校の発展と子どもたちの未来のためにさらに多くの汗をかこう!」と締めくくった。

 福岡初級では毎年、初夏に草刈りを行ってきた。昨年からはアボジ会が主催者となることで、地域のより多くの同胞男性が参加するようになった。

 同校と同胞らは現在、8月25日に行われる8.15記念納涼大会に向けて、さらに奮発する決意を新たにしている。【福岡初級】

[朝鮮新報 2007.7.17]