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祐天寺遺骨問題、日本政府 積極さ見せず

 日本の厚生労働省の委託で祐天寺(東京・祐天寺)に保管されてある朝鮮半島出身の旧日本軍軍人、軍属の遺骨のうち、少なくとも7体が偽物であることが判明した問題と関連し、岡崎トミ子参院議員(民主党)が国会に提出した質問趣意書に対する日本政府の答弁内容が明らかになった。

 答弁書によると、祐天寺に保管されてある朝鮮半島出身者の遺骨は1135体、うち「軍人」が377体、「軍属」が698体、不明の遺骨が10体だった。また、本籍地が現在の朝鮮である遺骨は431体、南朝鮮は704体だった。

 遺族判明の有無についての質問には「韓国政府との協議において確認されるもの」として回答を避けた。朝鮮政府との協議に関しては言及すらされなかった。今後の遺骨返還などに関しても回答を避けた。

 遺骨問題に取り組む日本の市民団体関係者は「肝心な部分は無回答。遺骨返還は日本政府の責任のもとで行われるべき。積極的な姿勢が見えない」と指摘した。

[朝鮮新報 2007.7.23]