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〈みんなで子育て オンマ、オリニサークル紹介 L〉 埼玉・中部 「アジャンアジャン会」

トンネで子育てする楽しみを

会はいつも大盛り上がり

 「ウリトンム、チナントンム、ウリトンム、チナントンム、サイチョッケノルジャヨ、アン・ニョン・ハ・セ・ヨ!」(友だち、仲良し、仲良く遊びましょう)

 こんなオリジナルオープニングで始まるわが「アジャンアジャン会」の行事。

 続いてチャンゴに合わせてリズム遊び、これもまたオリジナルのアンパンマン体操に「英語であそぼう!!」、それから絵本や紙芝居の読み聞かせ。これを前座として毎回1セットやってから、メイン企画を行っています。

 5月はピクニック、6月は「オンマカフェ」、7月はとなりの南部支部「ピョンアリ会」との合同行事と、先日1学期のすべての行事を無事に終え、新役員一同ホッと一息ついているところです。

役員の経験活かし活躍

さまざまなオンマたちが参加

 今年で発足10年目を迎えた「アジャンアジャン会」。前身は、新婚さんと若いオンマたちの集い「セデギ(新妻)モイム」(1998年4月24日結成)でした。若いオンマたちが集まり、気軽におしゃべりするマダン(場)としてスタートしたのです。そこから育児という共通点を生かし、子どもたちも一緒に楽しめる育児サークルとして大きく前進しました。発足当初から、その活動はとても積極的でした。

 「アジャンアジャン会」の活動には、女性同盟のオモニたちの協力が不可欠でした。オンマたちが料理教室などに参加している時は、かならず子守りのために駆けつけてくれる女性同盟のオモニたちもたくさんいます。分会でも、活動の足しにと賛助金を出してくれます。

 「アジャンアジャン会」の役員たちは、会員名簿を作成して配布したり、年間予定を立てたり、活動内容がわかりやすく書かれた新聞を作成して配ったりなど、多くの仕事をこなしています。これはいつしか伝統となり、新たに任命された役員たちも毎年欠かさず、着実に遂行されています。

 また、2004年からは役員の任期を1年とし、できるだけ多くのオンマが役員を経験できるようにしました。役員を経験したオンマたちはその経験を生かし、「アジャンアジャン会」を卒業後はウリ幼稚園、学校のオモニ会、女性同盟などで活躍しています。

一生ものの付き合い

 今年3月の総会で役員になったメンバーは、今期1年をどんな色にしようかと1年の皮切りを前に考えを重ねました。

 その結果、まずここ何年2カ月に1回だった行事を毎月(8月は除く)しようということになりました。これは単純かもしれませんが、「毎月かならずあります! 来られる時、来たい時、遊びに来てください!」という思いから出たものです。

 ウリハッキョ卒、日本学校卒のオンマ、日本のオンマ、ニューカマーのオンマ、あるいはウリマルがわからないオンマなど、会員のオンマたちはさまざま…。でもそんなことは関係なく子どもを育てる同じオンマ同士で楽しい時を過ごそう、また一緒に育てていきましょうというのが「アジャンアジャン会」のモットーです。

 冒頭で紹介した「オンマカフェ」というのも、そんな意味で名付けて企画し、これからも定期的に行っていく予定です。そんなさまざまな活動を、仕事で来られなかったり、参加をためらったりしているオンマなど、一人でも多くのオンマに知ってもらおうとブログもスタートし随時更新しています。

 一方、無事出産したあかつきには、「アジャンアジャン会」という頼もしいウリ育児サークルがあることを伝えるために、マタニティーたちにも新聞を欠かさず送っています。

 5月のピクニックに参加して以来、毎回参加しているある日本のオンマは、「同じ世代の子どもを持つウリオンマたちと話したのは初めてでとても新鮮。このような場ができて良かった」と率直に述べてくれました。

 その時、女性同盟支部委員長のある日の言葉が胸をよぎりました。

 「若いオンマたちは『アジャンアジャン会』で初めて出会い、その付き合いはハルモニになるまで続くのよ」

 背すじがピーンと伸びる思い。公園デビューならぬ、同胞社会デビュー。「アジャンアジャン会」がその大事な舞台なんだと。これからもトンポトンネで子育てする楽しみを、一人でも多くのオンマたちに伝えてあげられるよう、役員が力を合わせてがんばります。(申香淑・会長)

 「アジャンアジャン会」に関する問い合わせは女性同盟埼玉・中部支部(TEL 048・822・5116)まで。また、埼玉のオンマたちのおしゃべりの場である「SAITAMAん家」(http://blogs.yahoo.co.jp/saitamaonma2007)も随時更新中。

[朝鮮新報 2007.7.23]