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兵庫で「ムジゲ会」全国交流会 支援活動の広がり実感

2年ぶり、200余人が参加

 障がいを持つ同胞の父母たちの会である「ムジゲ会」の全国交流会(主催=「ムジゲ会」、後援=総連兵庫県本部、在日同胞福祉連絡会)が8月25〜27日まで兵庫県で行われた。全国交流会の開催は2年ぶり。歓迎会には総連中央の高徳羽副議長兼権利福祉委員会委員長と総連兵庫県本部の盧武鉉委員長をはじめとする兵庫県下の活動家と同胞、申桃順会長はじめ29家族76人の「ムジゲ会」メンバーとボランティアを含む200余人が参加した。「ムジゲ会」のメンバーらはその後、みのたにグリーンスポーツホテルに移り、2泊3日を意義深く過ごした。

兵庫同胞が大歓迎

2年ぶりの再会を喜んだ「ムジゲ会」のメンバーたち

 兵庫ひまわり信用組合の講堂で25日に行われた歓迎会では、兵庫朝鮮歌舞団、神戸朝鮮高級学校舞踊部と声楽部、在日同胞福祉連絡会の音楽サークル「Tutti」などが出演し公演を行った。

 歓迎会であいさつした盧武鉉委員長は、同胞福祉活動の重要性を強調しながら、「山河がきれいで人情味もある神戸で父母たちはゆっくり休み、子どもたちはたくさん遊んでほしい」と語った。

 続いてあいさつした「兵庫ムジゲ会」の李久美会長は、厳しい情勢の中でも総連と女性同盟本部、神戸朝高生徒たちの協力で交流会を開くことができたと指摘。「せっかく神戸で開かれたのだから、神戸の有名なところを案内したい」と語った。

さまざまな公演が行われた歓迎会

 「兵庫ムジゲ会」では毎年、年末にクリスマス会を行ってきた。最近では神戸朝高の生徒たちが主催して行っており、兵庫朝鮮歌舞団も積極的に参加している。また神戸朝高では、空き缶やプルタブを収集して得たお金で「兵庫ムジゲ会」や「アリラン阪神」「イオ神戸」などのデイサービス施設にプレゼントを贈るなど同胞福祉活動に協力してきた。

 そのため、生徒や歌舞団のメンバーにとって障がいを持つ同胞との交流は日常的なものとなっており、歓迎会も最初から和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。

 一方、他の関係者によると、今回の全国交流会は兵庫県で障がいを持つ同胞とその家族に対する認識をさらに深めるきっかけになったという。交流会のボランティアを募集する過程では、「ムジゲ会」という名前すら知らない同胞もいた。また、障がいを持つ子どもの父母たちは、外に出て同胞と交流を深めることを嫌うこともある。

須磨水族館で朝高生たちと一緒に昼食

 そうした中、朝高の同級生から交流会の知らせを聞いて参加したという金如希さん(28)の感想は、交流会の生活力を示すものだった。「会場の至るところから朝鮮語が聞こえてきたのでほっとした。とても自然な形で子どもを紹介することができた」。

 歓迎会では、申桃順会長の呼びかけにより、コルネリア・デ・ランゲ症候群という難病を抱えて生まれ、昨年3月25日に14歳で亡くなった姜仁愛さんを追悼して参加者全員が黙とうした。

 申桃順会長は、「総連と女性同盟本部の協力のもと、こんなにたくさんの同胞たちが温かく迎えてくれたことをとてもうれしく思っている。同胞社会でも障がいを持つ同胞を支援する活動が徐々に広がりつつあり、支援活動に対する誇りと喜びもさらに大きくなっているということを確信することができた。今日は本当にありがとう」と締めくくった。

若い世代多数参加

 2日目、子どもたちは須磨水族館見学、父母らは市内観光を行った。ボランティアとして神戸朝高の生徒ら30人が参加した。生徒たちは、両親と離れ不安がる子どもがいると「イルカショー見にいこう!」などと声をかけながら、子どもたちと楽しいひと時を過ごした。

 ホテルに帰る時間となり、朝高生たちと別れることになると知った子どもたちは、別れたくないと彼らの手を離さなかった。朝高生たちは、涙をこらえながら再会を約束した。

 一方の父母たちは、2年ぶりの再会を喜びつつ組織の大切さをあらためて感じた。

 あるオモニは、「家族だけの力では、これほど大きな行事はできない。2泊3日間、何の心配もせずに過ごすことができたのは、総連のおかげ」と述べながら、「各地から参加してくれたボランティアたち、とくに若い世代の青年たちが多く参加してくれたことに頭が下がる思い。彼らの姿を通じて力を得ることができたし、同胞社会の将来に対し希望を持つことができた」と語った。(李東浩記者)

[朝鮮新報 2007.9.7]