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「新たなる局面」へ高まる期待

 再び実現する南朝鮮大統領の平壌訪問。今回、期待したいことがある。2008年北京オリンピックへの統一チーム構成に関してだ。

 北京オリンピックに統一チームで参加するための北南スポーツ会談は、2005年12月7日から今年の2月13日までの間に4度にわたって行われてきた。

 その場で北側は双方の選手が同等の権利と資格を有し参加すること、チーム種目では双方5対5の比率でチームを構成すること、個人種目では出場資格を得たすべての選手が参加するなどの提案を行ってきた。この案については、統一チームでの参加を求めている国際オリンピック委員会も同意した。

 しかし南側は問題を討議したことがないと事実を覆し、個人種目での合意も拒否した。

 その後、北側オリンピック委員会のスポークスマンは、南のオリンピック委員会が北側の提案を受け入れるなら、すべての国際スポーツ競技に統一チームで参加するという意思を示している。

 こうした中、南の委員会委員長は最近、盧大統領の平壌訪問が「完全な合意に至っていない統一チーム構成の突破口となるだろう」との期待感を表明した。さらに、「統一チーム構成に(北側と)大きな見解の差はない」とも発言した。

 「祖国統一の新たな局面」に向け、この分野において前進があるのかどうか、期待は高まる。

 1991年、千葉で行われた卓球の世界選手権に統一チームが参加した。高く昇った統一旗はなんともまぶしく誇らしかった。(東)

[朝鮮新報 2007.9.22]