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北南首脳の対面と宣言を支持歓迎する在日本朝鮮人中央大会

統一の新時代切り開く宣言 幸福の流れに全同胞を

朝大生による農楽隊が祝賀ムードを高めた

 歴史的な北南首脳の対面を祝い、「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」を支持歓迎する在日本朝鮮人中央大会が6日、東京朝鮮文化会館で行われた。大会には総連中央と関東地方の各機関、団体の活動家と各階各層の同胞、学生らが参加。喜びを分かち合い、今後も統一運動に邁進する決意を新たにした。

 大会では、4日に合意、発表された「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」を許宗萬責任副議長が朗読した。

 続いて、徐萬述議長が報告を行った。

 議長は、北南首脳の対面と宣言の発表は歴史的な6.15北南共同宣言と「わが民族同士」の理念に基づいて、北南関係をより高い段階に発展させ、朝鮮半島の平和と民族共同の繁栄、祖国統一の新しい局面を切り開く大きな意義を持った民族史的事変であると強調。米国の対朝鮮敵視政策が破綻し、朝鮮を取り巻く東北アジアの政治構造が大きく変化している転換的環境のなかで、民族自主の力で、平和的方法で統一を実現する新しい地平を開いた世界史的意義を持つと述べた。

 議長は、宣言の第8項に北と南が国際舞台で民族の利益と海外同胞たちの権利と利益のための協力を強化することが明記されたと強調し、北と南が協力し日本当局の民族差別と弾圧策動から総連と在日同胞たちを守り、民族的尊厳と権利を擁護しようという金正日総書記の温かい愛情と配慮に感謝を述べた。

 議長は、統一の新時代、隆盛繁栄する祖国の姿が目に浮かぶ激動の時期に、在日同胞社会に広がるであろう幸福の流れに、すべての同胞を合流させるのがわれわれに与えられた課題であると強調。在日同胞民族圏を固守、拡大させるための「同胞再発掘運動」を力強く展開し、祖国統一に貢献していこうと呼びかけた。

 続いて、総連東京都本部、商工連合会、朝青中央、女性同盟中央の代表らが宣言を支持、歓迎し討論を行った。

 大会の2部では歴史的な北南首脳対面の映像が上映され祝賀公演が行われた。舞台では朝鮮大学校と東京朝鮮中高級学校の生徒ら、関東地方の女性同盟員と若い世代の女性活動家ら、金剛山歌劇団と東京朝鮮歌舞団、北関東朝鮮歌舞団が統一を祈願する歌と踊りを披露。参加者らも朝鮮民謡に合わせて踊り祝賀ムードは絶頂に達した。

■大会参加者の声

 われわれの父母たちがあれほど願っていた統一の扉がようやく開こうとしていると思うと感激を抑えられない。金正日総書記が盧武鉉大統領を迎えるときの堂々とした姿が印象的だった。宣言のなかに海外同胞の権利と利益のために協力することが明記されたことが何よりもうれしい。(尹博正さん、45歳、西東京在住)

 統一が日に日に近づいているという確かな実感があった。南の大統領が軍事境界線を歩いて渡り平壌に行く−これだけ見ても、まさに今、一つになろうとしているのではないだろうか。あのときの光景、そして今日の大会を、故郷に一度も帰ることができずに亡くなった祖父母に見せてあげたかった。(任鶴仙さん、20歳、学生、埼玉県在住)

[朝鮮新報 2007.10.10]