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制裁延長措置に反対し、弾圧を糾弾する在日本朝鮮人中央大会

断固糾弾、5000余人集いデモ行進

会場の日比谷公園大音楽堂には日本当局の弾圧を断固糾弾する声が鳴り響いた

 日本当局の不当な制裁措置延長に反対し、総連と在日同胞に対する弾圧を糾弾する在日本朝鮮人中央大会が10日、日比谷公園大音楽堂で開かれた。

 「日本当局は朝鮮民主主義人民共和国に対する不当な制裁措置を即時撤回せよ!」などと書かれた横断幕や幟を旗印に、大会には総連中央の徐萬述議長、許宗萬責任副議長をはじめ、関東を中心とした各地から活動家、同胞、学生たち5000余人が参加した。

シュプレヒコールを上げながら都心を進むデモ行進隊

 舞台脇には、これまで集められた「日本当局による総連と在日本朝鮮人に対する不当な政治弾圧と人権じゅうりんの中止を求める署名」が置かれた。10万人の「同席」を意味するこの署名は、参加者をいっそう奮い立たせた。

 南昇祐副議長が大会報告を行った。副議長は、満座からの盛大な拍手のなか、9日の閣議で、朝鮮に対する制裁措置の6カ月延長が決定されたことをはじめ、たび重なる日本当局による政治弾圧および反人道的行為を痛烈に批判、即時中止を求めた。そのうえで、戦いの先にある「勝利」は祖国とともに歩む総連と同胞にあることを強調し、全同胞による全同胞のための同胞民族圏の拡大を訴えた。

 槙枝元文・朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会議長、栗原君子・新社会党委員長が連帯のあいさつを述べ、各階層を代表して3人が討論した。

会場におかれた10万人分の署名は参加者らを奮い立たせた

 このほか、朝鮮からの連帯電文、日本の政党、団体、国会議員および個人、南朝鮮の民主労働党をはじめとした各層からの連帯メッセージが紹介された。

 大会では、日本政府に対する抗議要請文と抗議団の構成が採択された。

 閉会後、大会参加者5000人によるデモ行進が行われた。

 参加者たちは「日本当局は朝鮮に対する敵視政策を是正し不当な制裁措置を即時撤回せよ!」「総連と在日同胞に対する不当な政治弾圧と人権蹂躙行為を断固糾弾する!」と声高に叫びながら、約3.3キロを行進した。

 沿道からは、デモ行進隊に「朝鮮統一支持日本委員会」「新社会党」「朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会」「I女性会議」などのメンバーや市民たちによる激励と声援が多く寄せられた。

[朝鮮新報 2007.10.12]