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制裁解除、差別是正を 総連代表ら内閣府に要請

 総連中央の高徳羽副議長兼権利福祉委員会委員長と総連東京、商工連合会、女性同盟中央、東京朝鮮中高級学校の代表らが11日、内閣府を訪れた。日本当局の総連と在日朝鮮人に対する弾圧を糾弾し10日に行われた在日朝鮮人中央大会に参加した各界各層の同胞、学生、活動家らの総意による、福田康夫内閣総理大臣宛ての要請文を内閣府に提出した(写真)。

 要請文は▼制裁解除、▼国交正常化の実現と在日朝鮮人の地位、生活と人権の保障、▼総連に対する政治弾圧の中止と朝鮮学校生徒らに対する民族差別の防止などを求めている。

 代表らは、「万景峰92」号の入港禁止、警察当局による不当な取り締り、朝鮮学校差別と生徒への嫌がらせなどにより在日朝鮮人の権利と生活が著しく脅かされていると指摘し、一刻も早く是正し対策を講じるよう求めた。また、総連と在日朝鮮人に対する弾圧と人権蹂躙行為に反対する日本市民と在日同胞ら約10万人分の署名を併せて提出した。

 高徳羽副議長は記者会見で「制裁で解決するものは何もない。日本政府は一日も早く制裁を解除し朝・日国交正常化交渉に誠実に臨むべきだ」と述べた。

大阪、京都でも

 一方、総連大阪府本部は10日、本部会館で記者会見を行い、平和と安全の流れに逆行する日本政府の制裁措置延長について厳しく非難。高齢の同胞や朝鮮学校生徒らが祖国訪問できず肉親との面会の道が閉ざされ苦しんでいる窮状を訴え、制裁の即時解除を求めた。

 また京都では、「朝鮮に対する制裁措置延長を反対する京都学生有志の会」のメンバーら20数人が7日、京都市中心部でデモ行進した。一行は「日本政府は朝鮮に対する制裁措置を解除せよ」などと声を上げながら500枚のビラを配り、日朝友好と国交正常化の実現を訴えた。

[朝鮮新報 2007.10.15]