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〈朝鮮への水害支援〉 近畿の青年、学生らが募金活動

「受けた恩を愛情で返そう」

 朝鮮が水害の復旧作業に取り組むなか、日本の各地の朝青員、同胞学生らが募金活動を展開している。

■神戸朝高

 神戸朝鮮高級学校の生徒たちは、9月1日から短期集中募金運動を展開。クラスごとに一日100円を集め、駅から徒歩で通学したりジュース代を節約したりするなどして約30万円を集めた。

 とくに7月に祖国訪問した3年生は「祖国で受けた愛情を、愛情をもって返そう」と募金運動を先頭で引っ張った。

 また生徒たちは、祖国の人々を励まそうと「行く道険しくとも笑って進もう」などと朝鮮語で書かれた横断幕を制作。全校生の手形を押して「共にがんばろう」との思いを込めた(写真)。【神戸朝高】

■京都朝高

 京都朝鮮中高級学校は朝鮮の水害が伝えられた直後からすべてのクラスに募金箱を設置。少しずつお金を貯めてきた。

 6月に祖国訪問した3年生らは「祖国が苦しんでいるのに自分たちに何かできることはないか」「祖国で受けた恩恵に応えよう」と全校生に呼びかけた。

 募金は9月28日、総連京都府本部に伝達された(写真)。生徒の代表は「多い額ではないが祖国を思う一心で集めた。祖国の人民に私たちの気持ちを伝えてください」と述べた。【京都朝高】

■朝青、留学同大阪

 一方、大阪府の朝青と留学同の同胞青年、学生らと日本の労働組合の青年らが合同で9月26、30の両日、JR鶴橋駅と桃谷駅で街頭募金活動を行った。

 80人を超える朝・日の青年たちは、集中豪雨によって莫大な被害を受けた朝鮮の人民の生活に少しでも役立てればと力を合わせ、駅前で横断幕を掲げビラを配り、声を張り上げて募金への協力を呼びかけた。

 青年たちの呼びかけに応じて多くの人々が協力し、額は数時間で8万円を超えた。【朝青大阪】

[朝鮮新報 2007.10.15]