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オモニパワー

 5日、女性同盟結成60周年記念大会が盛大に行われた。会場内どこを見渡しても、同胞女性たちの熱気とパワーで溢れかえっていた。

 先立って、女性同盟結成60周年に際し7月に足立で行われた支部の大会と、9月に行われた東京の顧問たちと埼玉のコーラスグループの歌の練習風景を取材した。どの現場でも、ハルモニとオモニたちの力強さに圧倒された。

 そんなパワフルな同胞女性たちが、日本各地から一つの場に集う―少し心を弾ませながら会場に向かった。

 「この日のために新調した」赤、青、ピンク、オレンジ…色鮮やかなチマ・チョゴリ。会場は多くの同胞女性たちで埋め尽くされた。60年の歩み、各年代別の生活感あふれる発言、関東地方の顧問らによる大合唱などに、参加者たちは大きな拍手を送り涙した。同じ苦労を味わってきた1、2世。活動に精を出すオモニの背中を見て育ってきた2、3世。地域は違っても、同じような体験をが、自然と涙を誘ったのだろう。

 「60青春! 年だからって引っ込むんじゃなくて、若い世代と一緒に行動していかなければ」「若い世代にバトンをしっかりと渡すことが大事」「1、2世の血と汗の歴史を受け継いでいく」−それぞれが、新たな想いを胸にしていた。

 家事に子育て、仕事を抱えながら組織を守る同胞女性たち。自分を育ててくれた、わが子を育ててくれる学校のためならどんな苦労もいとわない。「母は強し」。オモニたちの力に限界は見えない。(裕)

[朝鮮新報 2007.10.15]