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北南首脳対面・会談、宣言支持歓迎 西日本各地で祝賀行事

統一への信念持って活動を

 歴史的な北南首脳の対面・会談を祝い、「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」を支持歓迎する在日同胞たちの行事が西日本各地で行われた。

■大阪

 大阪の同胞たちの祝賀会は11日、クレオ大阪中央で行われ、同胞、学生ら約850人が参加した。総連中央の南昇祐副議長と総連大阪府本部の金奉亨委員長がともに参加した。

 歴史的な会談と宣言を歓迎する同胞らの表情は明るく、会場では同胞青年らによる農学隊が祝賀ムードをいっそう高めた。

 祝賀会では金奉亨委員長が報告。今回の会談と宣言は朝鮮半島の平和と民族の繁栄、統一の新しい局面を切り開く民族史的事変であり平和統一実現の世界史的意義を持つと強調し、これからも思想や国籍を超えたすべての在日同胞とともに統一に貢献していこうと呼びかけた。(松)

■兵庫

 兵庫の同胞たちの祝賀会が5日、神戸市勤労会館で行われ、同胞や活動家ら200余人が参加した。

 祝賀会では、歴史的な対面と宣言発表についてまとめた映像が上映され、総連兵庫県本部の盧武鉉委員長と各層の代表らが宣言を支持歓迎しスピーチを行った。また、兵庫朝鮮歌舞団の公演が披露され、参加者らは「統一列車」を作り歌と踊りで盛り上がった。

 昨年末から日本の警察当局による不当な強制捜索を三度も受けた兵庫の同胞社会には不安が広がっていたが、参加者らは今回の会談と宣言発表を「久々の明るい話題」と喜び、今後の活動に弾みをつけようと誓い合った。【兵庫支局】

■愛知

 愛知では、総連名駅名西支部役員らの祝賀会が7日、43人の参加のもとで行われた。参加者らは女性同盟支部が準備した焼肉を食べながら「統一談議」に花を咲かせた。ある顧問は「北南首脳会談の感激をこうしてみんなで分かち合えてうれしい」と述べた。【名駅名西分局】

■京都

 京都では、南支部の同胞祝賀会が9日、南支部の朝鮮会館で行われ、同胞ら約40人が参加した。また、西陣同胞講演会が6日、西陣朝鮮会館で行われ、同胞ら32人が参加した(写真)。

 参加者らは「今回の会談と宣言は統一に向けた明るい展望を開いた」「これからも統一のため、同胞社会と学校を守るために尽力したい」などと感想を述べた。【南分局、西陣分局】

 一方、日本人の間にも宣言歓迎の声が広がっている。5日、京都では、朝鮮半島の自主的平和統一を支持する京都委員会が主催する南北首脳会談開催記念講演会「南北首脳会談の意義〜朝鮮の統一と東北アジアの平和実現にむけて〜」が中京区のウィングス京都で行われ、日本人と同胞ら約40人が参加した。

 講師を務めたのは立命館大学の康宗憲講師(韓国問題研究所所長)。今回の会談と発表された宣言の意義について解説。統一に向けた平和協力体制がより具体的な内容をもって保障され、東北アジアの平和構築の体制が整ってきたと述べた。

 同委員会の本田克巳事務局長は、日本政府の対朝鮮強硬姿勢に触れ「ここ数年間、気の晴れない日々を送ってきたが、今日の講演を通じて肩の荷がおりた気分だ。今後も信念を持って日朝友好、統一支持活動に取り組みたい」と述べた。【京都支局】

[朝鮮新報 2007.10.19]