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青商会第11期第2回拡大会議 「同胞たちの夢をカタチに」

会員、準会員を2倍に拡大

 在日本朝鮮青年商工会中央幹事会第11期第2回会議拡大会議が20日、朝鮮大学校の記念館講堂で行われ、都道府県の青商会会長、副会長、幹事長など約60人が参加した。会議は、7月1日に岡山県で行われた第12回「ウリ民族フォーラム」で行われたプレゼンコンテスト「ミレプロジェクト」で提唱された議題を本格始動させるためのもの。青商会の会議が朝鮮大学校で行われるのは今回が初めてだ。

 青商会第11期のスローガンである「同胞たちの夢をカタチに」を具現化していくために開かれた拡大会議では、主に2つの議題について話し合われた。ひとつは、会員、準会員を2倍に拡大するための対策、もうひとつは、会議のメインテーマである「ミレプロジェクト2007」について。

会議には約60人が参加した

 会員拡大のための方策として、携帯電話用のメールマガジンを開設し、11月1日から毎週火曜日に同胞社会や青商会の活動に関するニュースを配信、また青商会の活動を紹介するDVDを作製、配布することが決定された。

 この議題について報告を行った姜宗官中央副会長は、青商会が持つネットワークの幅を広げることの重要性に言及しながら「もっとも大事なことは、これらの資料をもとにしながらも、幹事たちが自分らの足で直接、会員たちと会うこと」だと訴えた。

 今期の中心事業である「ミレプロジェクト2007」は、民族教育、同胞社会に寄与する人材育成を財政的に支援することが目的だ。中長期的目標として、永続的に収益を生む仕組みを作ることが求められている。

 会議ではプロジェクトの基本構想(スキーム)として、(株)「ミレプロジェクト」とNPO法人「ウリ」を立ち上げることが示された。

 (株)「ミレプロ」は青商会会員たちを中心に出資を募って設立し、グッズを独自ブランドとして販売、出資者には配当を割り当てる。またその収益で、民族教育支援や有能な人材を育てる事業を応援していく。その好循環を生み出すシステムを作るためのプロジェクトだ。この計画の素案は7月1日に岡山県で行われた「ウリ民族フォーラムin岡山」で提議され、会員たちの支持により採択された。

 青商会中央の姜泰龍会長は「会員、準会員を2倍に拡大するために総力を傾けていく。また、北と南が共同で行う北京オリンピック応援団を積極的に支援したい。(在日同胞の)1、2世が築いた土台を、新しい形として同胞社会に還元したい」と話す。

 また、北南をまたにかけて行うこの活動は、在日同胞だからこそできることだと指摘しながら、「簡単でないことはわかっている。でも時代を動かす仕事だと肝に銘じ、信念を持って、決心し、行動したい」と語った。

 拡大会議に先立ち、全国幹事長会議、中央常任幹事会が行われ、総連中央の徐忠彦国際統一局局長が朝鮮半島を取り巻く情勢について講演を行った。また会議後には朝鮮大学校学生による公演を鑑賞、食事会が行われ、各地の青商会活動などについて紹介し合いながら交流を深めた。(茂)

[朝鮮新報 2007.10.26]