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朝鮮人歴史・人権週間に思う 柳球采

 朝鮮人歴史・人権週間の初日の11月3〜4日、山口県宇部市での全国集会に出席した。

 長生炭鉱へ強制連行され犠牲になった朝鮮人遺骨135体(2人生存、日本人43人犠牲)が今も眠る海辺で追悼の集いが先立って行われ、朝鮮学校の青年教員男女の追悼と誓いの言葉に多くの参加者と共に涙した。

 遺骨にも人権がある。

 全国集会での報告、証言に目頭を押さえた。私も記念小宴で浮島丸爆沈事件で今も舞鶴港に朝鮮人遺骨が眠るとして連帯のあいさつを述べた。

 集会では日本人の大学教授、元国会議員らが、日本の国会議員、地方議員、文化人、ジャーナリストの多くが近・現代の130数年の朝鮮と日本の関係史の事実と教訓を知らないか、わい曲して平然としており、現実は厳しいと指摘しつつ、草の根の運動によって一人でも多くの人々に真実を述べ、21世紀の北東アジアの平和と繁栄に向かって日本と朝鮮の国交正常化が一日も早く実現されることを願った。(京都府朝鮮人強制連行真相調査団代表)

[朝鮮新報 2007.11.19]