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新潟で活発な対外活動 「在日朝鮮人歴史・人権週間」にちなんで

 「在日朝鮮人歴史・人権週間2007」にちなんで、総連新潟県本部では県内での朝・日友好を促進する市民団体と連帯し、講演や集会などを積極的に行った。

 2日、日本の対朝鮮政策の問題点や在日朝鮮人の人権について考える集会(主催=在日朝鮮人の人権を考える明日はわが身の会)が新教組会館で行われ、約130人が参加した。集会では、立命館大学の徐勝教授が「とり残される日本−経済制裁を超える道」と題して講演を行った。

 徐勝教授は、「日本政府は歴史を清算し、正面から東アジアの国々と向き合う必要性があり、朝鮮が統一時代に入ったという前提で外交を展開しなければならない」と指摘した。

 続いて、新潟朝鮮初中級学校の趙賛來教務主任が地域との交流の取り組みや、寄付によって賄われている学校運営の厳しさについて説明した。

 1日には、1世のハルモニである尹千石顧問(80)が在日朝鮮人の歴史について講演した。

 「北東アジアの女性史を学ぶ会」の主催で行われた講演会には主婦や会社員など23人が参加した。尹千石顧問は、15歳の時に静岡製紙工場で日本人から「朝鮮チビ!」と差別され罵られた経験もあったが、解放後成人学校で朝鮮語と文字を習い、女性同盟の活動をしてきたことなどを感慨深く語った。

 参加者らは、「在日朝鮮人がなぜ日本にいるのか初めて知った。これからはいろんな形で勉強しなければならない」と感想を述べた。

 一方、11月23日には、「朝鮮料理を一緒に作ってモクチャ(食べよう)」が行われ、朴世辰氏が講師として出演した。【新潟支局】

[朝鮮新報 2007.12.26]