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〈金剛山歌劇団公演会館使用問題〉 来月、予定通り実施へ

岡山地裁 ホール使用を許可

 岡山市の文化施設「岡山シンフォニーホール」が金剛山歌劇団岡山公演のための会場使用を認めなかったため、同公演実行委員会が岡山地方裁判所に使用許可を申し立てた問題で、同地裁は15日、憲法が定める集会、表現の自由に反するなどとして同ホール側に仮の使用許可を義務付ける決定を下した。市とホール側は17日にこの決定に従うことを表明。これにより公演は、当初の予定通り11月12日に行われることが確定した。

 同実行委は1月、同施設に使用申請を行ったが、7月20日付で不許可通知が届いた。同ホールは、右翼団体などによる集会反対の街宣活動が予想され混乱が起こりうるとして使用を許可しなかった。市は右翼団体から、「使用を認めた場合、(公演会場の)中で暴れる」などの圧力を受け、ホール側と協議し不許可を決めた。

 市が圧力に屈したことで、日本の市民団体や宗教団体、各メディア、多くの在日朝鮮人や日本人から非難の声が挙がっていた。

[朝鮮新報 2007.10.19]