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福岡県遠賀町 第3回朝・日韓子どもサミット

楽しく学び、遊び友好深める

交流を深める子どもたち

 「第3回日朝・日韓子どもサミット」(主催=遠賀町国際交友協会、共催=遠賀町、遠賀町教育委員会)が19〜20日、「遠賀ふれあいの里センター」で行われた、北九州朝鮮初中級学校の生徒15人と福岡県遠賀町立3校の小学校(広渡小、浅木小、島門小)の代表15人、実行委員会22人が参加した。

 実行委員たちは、政治的に難しいことはあるが、これからを担う子どもたちには何の責任も無い、との一致した考えから、去年の夏準備に取りかかった。

 開会式で遠賀町役場・原田正武助役は、「過去、朝鮮半島と日本は深い友好関係にありました。とくに、福岡県は地理的に朝鮮半島に近い関係で影響を受けた場所です。現在、複雑な問題も抱えていますがこれは大人の責任です。君たちはお互いを知り尊重し、これからも親しい関係になれるよう努力してください。なお、今回から遠賀町の国際交流事業の一環として、この子どもサミットが開催されます」と述べた。

 1泊2日のサミットではお互いの文化、民俗などで交流し、とくに北九州初級から持参した朝鮮将棋は好評だった。

 2日目は工作やゲームなどを楽しみ、午後は舞踊部、カヤグム部の生徒が研修参加者とセンター利用者約200人の前で芸術公演を披露した。

 閉会式では、日朝・日韓子どもサミット宣言(別項)を参加者全員で朗読し研修を終えた。

 朴将太くん(4年生)は「たくさんの友だちができてとても楽しかった。これからも日本の友だちと仲良しでいられるようにしたい。また来年参加します」と感想を述べた。【北九州初級】

 日朝・日韓子どもサミット宣言

 ・私たちは互いに尊重しあって、未来にむかって友情と友好を深めます。

 ・私たちは過去の暗い歴史を乗りこえて、近くて近い国をめざす交流を続けていきます。

 ・私たちは隣人と隣国の人を愛し未来に向けて、仲良くしていきます。

[朝鮮新報 2007.1.29]