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「中大阪朝鮮初級学校と共に歩む会」結成集会

ウリハッキョのさらなる発展のために

 「中大阪朝鮮初級学校と共に歩む会」結成集会が3日、同校講堂で行われた(写真)。この日、一般公開授業と保育、生徒、園児らによる公演、交流会なども行われた。

 一般公開授業後に行われた結成集会には、平安名常徳(「月桃の花」歌舞団事務局長)、富田穀(大阪市立今川小学校教員)の両共同代表と役員ら、中大阪初級教職員と学父母ら、地域の同胞と日本市民ら100余人が参加した。

 集会ではまず、10年前から交流を深め進めてきた結成までの準備過程と会の目的が報告された。

 同会の目的は、@中大阪初級とのさまざまな交流を通じて相互理解を深め、A日本における民族教育、とくに朝鮮学校の教育に対する誤った認識や制度的な差別の解消を目指し、B朝鮮学校に通う子どもたちの学ぶ権利が保障されるよう努め、C共生、平等の原則の立場で朝鮮学校の子どもたちの教育条件を整えること−など。

 集会では、学校行事への参加や学習会、映画鑑賞会、他地域の「支援する会」との連携などとともに、@学校教育法第1条に規定する学校に準ずる処遇を求め、行政に対する要請活動を行い、A中大阪初級の施設、設備充実のための活動をすすめ、Bその他、中大阪初級の発展のために必要な活動を行っていく活動方針案が提案された。

 つづいて中大阪初級の金信男校長があいさつした。金校長は同校が来年1月、創立60周年を迎えると述べ、この間、数々の差別や困難を乗り越え発展してきた民族教育は同胞の誇りであると指摘。地域の日本人士らが朝鮮学校に対する差別の解消と民族教育権保障のため尽力してくれていることに謝意を表した。

 集会では中大阪初級生徒と園児ら、「月桃の花」歌舞団による歌と踊りが披露された。

 大阪市内の他地域の「支援する会」代表らによる連帯のあいさつも行われた。代表らは、阪神教育闘争などありとあらゆる苦難を乗り越え60年間守られてきた民族教育、朝鮮語で学ぶ権利を共に守っていこうと語った。

 また、当初は同地域の朝鮮学校の存在すら知らなかったが、焼肉交流会やスポーツ交流会、朝鮮語教室などの交流を通じて体育館やプール、給食もない朝鮮学校の現状を知る一方、学父母らの熱意で守られてきた民族教育への感動と共に無責任な日本政府への憤りなど、朝鮮学校を支える活動に携わる想いについても話し合われた。

 集会ではまた、今後民族教育権を拡大し教員と学父母らの負担を軽減させ、民族教育を日本社会に広く知ってもらうために、他地域の「支える会」と力を合わせ、さらに大きなネットワークを形成していこうとの呼びかけも行われた。

 集会後、交流会が行われ、新しく25人の会員が登録したことが報告され、各会員らが紹介された。

 集会には、市役所や税務署に勤務する公務員と日本の教育現場の現状を憂う日本学校の教員、市議会議員、労働組合役員、保育所民営化に反対し権利獲得闘争を繰り広げる人士、イラクをはじめ世界の子どもたちのための支援活動を行っている人士など各界各層の人士らが参加し、ウリハッキョへの支持と権利拡充問題は日本政府にとって黙過しがたい社会的な問題であることを確認する場となった。

 同会では、映画「ウリハッキョ」上映を最初の活動として行う予定だ。【東成分局】

[朝鮮新報 2007.6.13]