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日本の市民団体 西大阪初級に遮光幕贈呈

 日本の市民団体である「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会」(1%の底力)が、西大阪朝鮮初級学校を支援する日本市民団体の連合体である「西大阪朝鮮初級学校アプロハムケ」(アプロハムケ)を通じて、同校に遮光幕を贈呈した。

 7日、同校講堂で行われた贈呈式では、遮光幕の序幕を記念して「1%の底力」のメンバーらが作ったくす玉が割られたほか、映画「ウリハッキョ」の上映会も行われた。

くす玉を割って喜びを表す生徒ら

 贈呈式では、「1%の底力」を代表して事務局の伊関要さんがあいさつ。過去、日本が軍国主義の道をたどって朝鮮をはじめとするアジアの国々を侵略した責任は、今の日本人が負わなければならないと述べながら、その一環として在日朝鮮人との共存を実現するために民族教育を支援する活動を続けていると語った。

 そのうえで、これからもより多くの人々が民族教育を支援する活動に賛同してくれるよう訴えた。

 つづいてあいさつした「アプロハムケ」の有元幹明共同代表は、「このあと『ウリハッキョ』という映画を上映するが、総連の学校を南朝鮮の映画監督が撮影するということ自体、一昔前には想像もできなかったことで、それだけ北南関係は不信と対決から和解と団結へと向かっている」と強調。「釜山から平壌へ統一列車で行こう!」を合言葉に日本市民と在日朝鮮人が手を結んでがんばれば、南北統一にも少なからず貢献できるだろうと述べながら、日朝友好促進事業をさらに活性化させようと語った。

 くす玉を割った同校の生徒らは、「とてもうれしい。ありがとうございます!」と目を輝かせていた。

 西大阪地域民族教育対策委員会の呉信浩委員長は、「在日朝鮮人を取り巻く情勢は依然厳しいものがあるが、今も見てもらったように子どもたちはすくすくと育っている。これからも、『1%の底力』や『アプロハムケ』のみなさんと一緒にがんばっていきたい」と語った。

 贈呈式に続き、「ウリハッキョ」の上映会が行われた。

 「1%の底力」は、会員らが自分の収入の1%を拠出して民族教育を支援している団体で、これまで西大阪初級に鉄棒などを寄贈している。(李松鶴記者)

[朝鮮新報 2007.7.17]