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「両親に感謝、孝行したい」 生徒たちの感想文

 赤ちゃんを見て、触って、抱いて…。生徒たちはこうした体験を通じて多くのことを学んだようだ。特別授業についての感想文を紹介する。

 「妊婦体験ジャケットを着て、オモニが僕がお腹の中にいたとき、どんなに大変だったかわかった。今日は赤ちゃんが生まれてどんなにうれしかったか話を聞いた。赤ちゃんを抱いて、こんなに重いのに、オモニは赤ちゃんと荷物を持って本当に大変だと思った。これからはオモニや妊婦さんを助けてあげようと思う」(文賢寿)

 「妊娠中はひとつの動作をするのにもお腹の赤ちゃんを考えなくてはならない。それが10カ月もの間続くのでとても気を使うと思った。赤ちゃんはオモニのそばを離れたくないし、何が危険なのかもわからないので、常に気をつけなくてはならない。また、今日も1人の赤ちゃんが熱を出して参加できなかったけど、赤ちゃんは私たちよりも体が弱いので、本当にいろんなことに気を配らなくてはならない。赤ちゃんは思ったより重たい。それなのに、オモニたちは片手で抱っこして家事をするので、力が強いし、毎日疲れるのだと思った」(李響林)

 「今日は泣いている子が多くて、オモニたちに苦労をかけていた。それを見ながら、僕も小さいときはこうだったのかと思った。僕は赤ちゃんと接するのが下手で、うまく遊んであげられなかったけど、いつかは上手にできるときがくると思っている。今までオモニに苦労と心配ばかりかけてきたけど、感謝の気持ちを忘れずに、両親を手伝おうと思う」(高彰希)

 「オモニの苦労と愛情、赤ちゃんのかわいさを知ることができた。オモニは赤ちゃんがお腹の中にいるときからたくさんの苦労をする。そして、2時間以上も痛みに耐えながら赤ちゃんを産む。無事に生まれたときの感動はどれほどのものだろうか。これからは、オモニを愛し、オモニに心配をかけないようにしていきたい。そして、オモニの手伝いも進んでしようと思う」(金由佳)

 「赤ちゃんはとてもかわいく、おもしろかった。今日は本当に多くのことを学んだ。オモニは自分の時間を持てず、疲れてしまったり、電車の中で赤ちゃんが泣いたら周りに迷惑がかかるという心配、突然、熱を出したり、風邪を引いたり…と毎日がとても大変だけど、オモニは子どものことを思うと何でもできると話していた。そして、大きくなったら親のありがたみを忘れてしまいがちだけど、愛情いっぱい育ててもらったことを忘れずに親孝行をしなさいと言われた。これから、両親への感謝の気持ちを忘れずに、親孝行していきたい」(鄭希誠)

 「やっぱり赤ちゃんはかわいかった。3人の赤ちゃんを見て、僕が思ったのは、赤ちゃんはオモニが好きだということ。そして、赤ちゃんは泣くということ。1人目の赤ちゃんはお昼になると眠くなって泣いていた。その子を抱いているオモニを見て、オモニは大変なんだなあと思った。2番目の子は泣いていなかったけど、ずっとオモニのそばにいた。僕は赤ちゃんは甘えん坊なのだと思った。3番目の子は、よく話す子だった。ずっとストローを持って遊んでいた。オモニたちは赤ちゃんを連れて大変そうだったけど、赤ちゃんの笑顔で力が出るのだということがわかった」(高璋一)

[朝鮮新報 2007.10.12]