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神奈川中高、横浜初級で公開授業

「朝鮮学校、誇りに思う」

 神奈川朝鮮中高級学校と横浜朝鮮初級学校の第17回公開授業が10日、行われた。毎年欠かさず行われている公開授業には、近隣の小学校の校長らをはじめとした教諭、横浜市教職員組合や「神奈川県朝鮮学校を支援する会」のメンバー、民族教育に関心を持った市民ら約90人が訪れた(写真)。

 参観者たちは、授業の要旨をまとめたパンフレットを手に各教室を自由に見て回った。

 公開授業後、講演会が行われ、在日本朝鮮人人権協会の金東鶴事務局長が「朝鮮学校の歴史と現状」について語った。また、同校生徒らが公演を披露した。

 参加者たちは、以下のようなさまざまな感想を残した。「透き通った歌声、観る者に優しさを与えてくれる笑顔、そして民族の誇りに満ちた眼差し。それらをしっかり保障する施策がなされるよう、共に取り組んでいきたい」(市教組の組合員)、「自分たちが朝鮮人としてごく自然に、あたり前に存在するために朝鮮学校があるのだと感じた。一人の日本人として朝鮮学校の持つ良さを誇りに思う。一生の財産にしてほしい」(日本人女性)。【神奈川中高】

[朝鮮新報 2007.10.29]