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渡り鳥保護に協力

朝鮮のタンチョウ鶴(江原道安辺郡で、文光善記者)

 最近、朝鮮の西海沿岸に位置する平安南道の文徳渡り鳥保護区に珍しい鳥たちが飛来している。

 清川江から朝鮮西海岸に沿って広い干潟地を形成しているこの地帯は完全な湿地帯である。

 資料によると、この保護地区の鳥の種類は180余種で、そのうち渡り鳥は150余種に及ぶ。その数は約5万羽と推定されるが、毎年増加している。

 現在、世界的に生物多様性の重要な一環とされる湿地生態系を保護するための努力が活発になされており、そのための国際的協力と交流も強化されている。

 朝鮮でもすでに10余年前から自然地理的特性によって生物多様性が極めて豊かなこの一帯を渡り鳥保護区に定め、その環境保護に深い関心を払っている。その過程で、数回にわたり保護管理計画を作成して生物多様性監視システムも開発、利用した。

 一方、世界の多くの環境保護機関との緊密な連携のもとに活動も行ってきた。

 現在、同保護区には、世界的に絶滅状態にあるヘラサギとタンチョウヅル、コウノトリ、トモエガモ、カラシラサギのように珍しい鳥が数多く飛来して生息している。文徳渡り鳥保護区は、渡り鳥の休憩場にもなっている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.1.24]