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金策工業総合大学 遠隔教育センターを新設

 金策工業総合大学(平壌)が遠隔教育センターを新設した。同センターは全国に向けて遠隔講義を行う。センターの遠隔教育システム・ソフト開発室では、遠隔教育システム・ソフト「リサン」を開発して遠隔教育を朝鮮式に行える土台をもたらした。これとともに、平壌と地方にある大学への遠隔講義試験通信を行ってその経験を一般化できるようにした。この遠隔教育の特徴は、講師ではなく、聴講生が中心となった教育システムであって、学生や現場の技師、科学者、技術者など、講義を受ける人々の便益を図るところにある。このためさまざまな聴講者の希望と要求を積極的に受け入れて学習指導案を作成している。

 センターでは、リアルタイム講義と非リアルタイム講義を行うことになる。リアルタイム講義では指定時間内の教師の講義を学生がパソコン通信で直接受け、講義が終われば質疑応答もできる。聴講生の質問が多くて講義時間内に回答ができなければ電子メールで送る。また、非リアルタイム講義では任意の時間にホームページを開き、必要な科目の学習講義案を読むことができる。

 大学に行かなくても有能な教師の講義が受けられ、任意の時間に必要な資料を見ることができ、知りたい問題に対する回答が即時得られる。機関、企業所、家庭でも受けられるこのシステムは、情報産業時代の要請に即して勤労者の知識水準向上に寄与するであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.2.2]