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6月下旬から北側の鉱山共同調査開始と軽工業資材の提供

北南実務協議で共同報道文採択

 第2回北南軽工業および地下資源開発協力実務協議が2〜4日まで開城の北南経済協力協議事務所で行われ、5つの項目からなる共同報道文が発表された。

 共同報道文によると、南側は今年、北側に提供することになった軽工業原資材8000万ドル中、1次分としてポリエステル短繊維500トンを6月27日、仁川−南浦港間の定期海上輸送を通じて送ることにした。また今後、資材提供品目作成などの作業を行うために10人からなる南側技術支援団が7月10〜14日まで北側の軽工業工場の現場訪問および技術支援を実施することにした。

 北側は南に提供する地下資源の現況把握のために咸鏡南道・端川にある剣徳鉱山(亜鉛)、龍陽鉱山と大興鉱山(マグネサイト)に対する▼地質図▼地質断面図▼埋蔵量算出図面▼装備現況−など鉱物関連資料を6月12日以前に南側に提供することにした。また、北と南は鉱山に対する現地共同調査を6月25日〜7月6日まで行うことにし、共同調査団は各15人以内で構成することで合意した。

 北と南は軽工業および地下資源開発協力問題を引き続き協議するため、第3回実務協議を5月22〜23日まで開城で行うことにした。

 南側が軽工業原資材を、北側が地下資源を提供するという「新しい方式の経済協力事業」は、2005年7月の北南経済協力推進委員会(経推委)第10回会議で上程され、昨年6月の第12回会議、今年4月の第13回会議で合意書が作成された。今回の実務協議はその細部履行問題確定のために行われた。

[朝鮮新報 2007.5.9]