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第5回軍事会談で合意 北南列車試験運行、軍事保障のための暫定措置実施

 8〜11日に板門店で行われた第5回北南将官級軍事会談で双方は、北南列車試験運行を軍事的に保障するための暫定合意書を採択した。

 北南鉄道の連結事業は6.15共同宣言発表後、第1回閣僚級会談(2000年7月)から協議、合意され工事を開始した。しかし、鉄道がつながったあとも運行、開通は延期されてきた。北と南は昨年5月にも列車試験運行に合意したが、これと関連する軍事的保障措置を講じることができず、計画が中止となっていた。

 6者会談の進展など朝鮮半島を取り巻く情勢が転換の局面を迎える中、北と南の軍事当局者らは板門店で約1年ぶりに会った。今会談で双方は、鉄道連結問題だけではなく、情勢の発展に伴いより幅広い議題を取り扱った。双方は会談で、西海海上で軍事衝突を防止して共同漁労を実現し、北南経済協力、交流に必要な軍事的保障措置を講じ、すでに採択した北南軍事的合意を徹底的に履行する問題を討議し、一連の合意を見た。

 11日に採択された共同報道文によると、双方は西海における平和を保障し、民族の共栄、共利を図る原則に基づいて共同漁労を実現することにし、西海海上で軍事衝突を防止して共同漁労水域を設定する問題を引き続き協議することにした。

 双方は、西海海上で軍事的信頼が築かれるのに従って北側民間船舶の海州港(黄海南道)への直航問題を協議することにした。

 双方は、17日の北南列車試験運行を軍事的に保障するための暫定合意書を採択して発効させることにし、今後、北南鉄道、道路通行の軍事的保障合意書を採択する問題を協議することにした。

 双方は、臨津江水害防止、漢江河口砂採取に関連する軍事的保障対策を協議することにした。

 双方は、すでに採択された北南軍事的合意を徹底的に順守し、履行することを再確認した。

 双方は、将官級軍事会談の進展に合わせて第2回北南人民武力部長(国防相)級会談が早期に開催されるよう建議することにした。

 双方は、第6回北南将官級軍事会談を7月中に開催することにし、具体的な日程は今後、通知文で合意することにした。

 会談で採択された暫定合意書によると、北南列車試験区間は、東海線は金剛山青年駅(北)から猪津駅(南)まで、西海線は汶山駅(南)から開城駅(北)までだ。試験運行は東海線は北から南へ、京義線は南から北へ往復することになる。(永)

[朝鮮新報 2007.5.16]