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大同江畔を美しく整備 市民の憩いのスペース

 【平壌発=文・李相英記者、写真・文光善記者】大同江畔が平壌市民の休憩所として美しく整備された。玉流橋から大同橋を経て、平壌大劇場に至る区間を対象とする大同江川岸整理工事第1段階(昨年7月着工)が、今年4月に完工した。

平壌市整備補修の一環

いたるところに設けられた休憩スペース

 2007年の新年3紙共同社説は、平壌市をはじめとする都市と農村を新たな時代に合わせよく整備することについて強調した。

 今回の大同江畔一帯に対する工事も、ここ数年にわたり行われている平壌市の整備補修事業の一環として、「大同江畔を市民たちが訪れる憩いの場としてさらにりっぱに整備する」(平壌市建設指導局チョ・ソクホ副局長)ことが目的だ。

 1段階工事では、川岸の防水壁を撤去し、そこにカラーブロックで舗装した遊歩道を新たに作った。往来する人々だけでなく、周辺の建物からも大同江畔の景色がよく見えるようになった。また、周辺の通りの住宅と公共施設を整備補修し、ポンプ場、水位測定室、変電室などの施設を設けた。各種の行事参加者の便宜を図るため、金日成広場裏側のトイレも一新した。

舗装された遊歩道

 一方、遊歩道横に設けた休憩所には、人々が座って話したり、読書したりすることができるように石椅子とテーブルを設置した。

 遊歩道を北側の玉流橋方向に歩くと、その左側にグレーやグリーン、ピンクに塗装された住宅と公共施設がずらりと並んでいる。

 休憩所に建てられた彫刻像と銅像も目を引く。伽耶琴を奏でる女性、テコンドーをする老人と子ども、鳩を抱く少女、笛を吹く牛飼い少年など民族の文化的情緒と生活風習を表現した作品が並んでいる。

第2段階工事スタート

歩道には彫刻作品が並ぶ

 大同江畔には歴史遺跡も多い。玉流橋までの区間に大同門、練光亭、平壌鐘、桂月香碑などがある。練光亭の向かいには、白善行記念館がある。この区域は数年前、平壌市文化遺跡区域に選定された。

 周辺には3000余uの高麗芝が敷かれ、4000余株の児手柏と数百株の花潅木をはじめとする木が植えられた。一帯5000uがカラーブロックで舗装され、周辺の景観を彩っている。

 また今年に入り、チュチェ思想塔通りの整備補修事業も行われた。太陽節(4月15日)と朝鮮人民軍創建75周年(4月25日)に際して一変した大同江畔は、市民たちに喜ばれている。

 5月に入り、第2段階工事が平壌大劇場前から、西の南浦方向に続く忠誠橋までの区間で始まった。該当区間の堤防を整理し、堤防の上に道路を新たに造る。1段階工事同様、この区間にカラーブロックを敷き、周辺に木を植える。また河岸の道路を舗装し、新形式の街灯を設置する。周辺の住宅と公共建物、サービス施設に対する整備補修も行われる予定だ。

[朝鮮新報 2007.6.13]