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「わが民族同士」、勝利の7年 民和協が詳報発表

 民族和解協議会(民和協)は14日、6.15共同宣言発表7周年に際し長文の詳報を発表し、6.15共同宣言発表からの7年間は、共同宣言の基本精神である「わが民族同士」の理念の正当性と生活力を示した勝利の7年であり、民族和解と団結の時代、自主統一の新しい時代を切り開いた栄光と誇りの7年だと強調した。

 詳報は、全民族は6.15共同宣言が発表されるや「わが民族同士」理念を民族共同の統一愛国理念、民族の運命開拓の旗じるしに掲げ全幅的に支持、歓迎し、その具現のためのたたかいを積極的に繰り広げ、この地に挙族的な自主統一運動の熱風を巻き起こしたと指摘し、その事例を挙げた。

 また、7年間、反米反外勢闘争も挙族的範囲でいっそう力強く繰り広げられてきたとし、こんにち、反米反外勢闘争で全民族的な連帯と連合が実現し、民族の自主性と尊厳を守るための朝鮮民族対米国の対決構図が形成されたと指摘した。そして、北南の民間、当局の交流について言及し、「わが民族同士」の理念は半世紀以上続いた不信と解決の歴史を和解と協力の新たな歴史に変え、切れた血脈と地脈をひとつにつなぎ、統一対話を活性化させるなど、北南関係で画期的な前進をもたらしたと指摘した。

 詳報は、北と南、海外の全民族は歴史的な6.15共同宣言で提示された「わが民族同士」の理念のもと、民族重視、平和守護、団結実現で自主統一の新しい年代記を切り開くたたかいをさらに力強く繰り広げ、6.15統一時代をいっそう輝かせていこうと強調した。

労働新聞も記念社説

軍事境界線を通過し、東西線で行われた列車試験運行(5月17日)

 15日付の労働新聞は6.15北南共同宣言発表7周年を迎えて「民族自主の旗じるしを高く掲げて祖国統一運動をいっそう力強く展開していこう」と題する社説を掲載し、次のように指摘した。

 6.15北南共同宣言が採択されてからこの7年間は、わが民族の自主統一意志と志向が内外に力強く誇示された激動の日々であった。

 全同胞は、6.15北南共同宣言の精神に合致するよう外部勢力の干渉に断固反対、排撃し、民族主体的自覚と意志で祖国統一運動を促進してきた。民族の団結と統一に向けたたたかいにおいて民族自主の原則、「わが民族同士」の理念を徹底的に具現してきたのは6.15統一時代の誇らしい姿であった。

 6.15北南共同宣言の基本精神である「わが民族同士」は、自主統一を渇望する全同胞の心のなかに深く根を下ろした時代の精神、全民族的な理念になった。祖国統一運動において民族自主の柱、「わが民族同士」の柱は確固としたものとなった。わが朝鮮民族の内部問題に介入して指図していた米国の不当な干渉行為は通じなくなった。

 「わが民族同士」の旗じるしのもとで繰り広げられたこの7年間の自主統一闘争は、6.15北南共同宣言のけん引力と生活力を力強く誇示した。

 民族重視、民族優先の立場に立って北南関係問題と統一問題を解決する原則を堅持すべきである。民族重視、民族優先の原則に則して民族の意思と利益を正確に反映してすべての問題を合意し、合意された諸問題を違えることなく履行すべきである。北南間に合意された諸問題が外部勢力の干渉によってまともに履行されなかったり、その履行が中断され、北南関係が外部勢力との関係よりも後回しにされるようなことがあってはならない。

 同胞の高揚した統一熱気と団結の気運をいっそう盛り上げ、時代の要求に即して政見と信教、階級と階層の相違を超越して北と南、海外のすべての同胞が「わが民族同士」の旗じるしのもとに団結すべきである。

 自主統一時代の流れを阻み、わが民族の安全を脅かす外部勢力とその追従勢力に反対する闘争の炎を激しく燃え上がらせるべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.6.22]