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平壌で北南教育者交流行事

「教え子に統一祖国を」

 6.15共同宣言実践のための北南教育者交流行事と関連行事が6〜9日、平壌で行われた。北側の朝鮮教育文化職業同盟(教職同)のメンバー300余人と南側の韓国教員団体総連合会(韓国教総)と全国教職員労働組合(全教組)に属する教育者100余人が交流を深めた。北と南の教育者は、統一教育の実践に向けての意志を一つにした。

 6.15共同宣言発表後、北と南の教育者らの交流は絶え間なく続いてきた。2003年には130余人の全教組の教員らが平壌を訪問し、2004年には金剛山で北南の教育者らの交流の場が設けられた。昨年光州で開催された6.15民族統一大祝典の際には、北南合同授業が実現した。

 北南教育者交流行事が6日、平壌市の牡丹峰第1中学校で行われた。北側のキム・ソンチョル教職同中央委員会委員長は演説で、「新しい世代が民族愛に基づきわが民族同士の理念のもとに固く団結し、6.15共同宣言の実践に向けて努力しよう」としながら、交流を通じて北南教育団体間の連帯と団結をより強くし、民族大団結のために積極的に努力することを主張した。

 南側のリ・ウォニ韓国教総会長は、「分断の壁を越える民族の同質性の回復に向けて南北の教育交流実践が優先的に行われるべきだ」としながら、これに向けて北南教員団体交流を定例化させ、北南教育者らの学術交流、修学旅行を通じた北南学生交流などを提案した。

 また、チョン・ジンファ全教組委員長は、北と南の教育者が平壌で交流行事を行えたのは、この間、共同授業などを絶えず行ってきた成果だと指摘し、教育者らが教育を通じて戦争の脅威を取り除き民族団結と和解を実現していくことについて強調した。

 行事では、北と南の代表が民族大和合宣言を朗読した。代表らは、▼民族愛と民族自主精神に基づく民族団結を実現し、▼不信と対決のあらゆる名残を清算し、▼民族の団結した力で国と民族の安寧を守り、▼民族の共存と共栄をもたらすことなどを宣言した。

 行事ではまた、牡丹峰第1中学校生徒らによる歓迎公演が行われた。

 交流行事に続き7日、北と南の代表らは白頭山を訪れた。8日には国際親善展覧館と万景台学生少年宮殿を訪問し、大マスゲームと芸術公演「アリラン」を観覧した。

 今回の交流行事に参加した全教組のパク・ミジャさんは、「南北の教育者らがさらに交流を深め、愛する教え子たちに統一祖国を譲り継がせる教育を実践するうえで南北教育者の連帯を引き続き強化させる契機になった」と話した。

[朝鮮新報 2007.8.24]