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中央動物園の改築進む

中央動物園のピグミーマーモセット

 現在、朝鮮で中央動物園の改築が本格的に進められている。近々中央動物園を訪れる人々は、あたかも自然界をほうふつさせる所で生息している動物を見ることになる。
 すでに、外形を動物の生理的特性にふさわしく、そして石と木、岩で新しく築かれた40の動物舎が独特な姿を現した。

 一抱えの樹木のような形式で飾られた壁を背景に静かな湖が広がっているカバ舎と、出入り口が空洞になった立ち木のように見えるクマ舎、建物外壁に天然の色素で生き生きとした樹木を描いた鳴禽2号舎など、改築されたどの動物舎を見ても森林に入ったような感じがする。

 岩区域、樹林区域、水遊び区域で広々とした遊び場が整えられた猛獣舎もユニークな形式で築かれた。

 階段にそって遊び場の周辺に建設された空中橋に上がった参観者たちは、「深い山奥」で猛獣の自由な生活を立体的に見ながら、自然のなかに深く立ち入ったような感じを受ける。

 今回の工事で、馬舎、牛舎、キリン舎をはじめ多くの動物舎の野外遊び場も増え、その周辺には従来の鉄製の柵の代わりに広い間隔の穴が形成されている。

 動物園の風致をいっそう引き立てるための緑化造成も行われている。

 朝鮮中央通信記者と会った中央動物園の鄭雄副院長は、8月中旬から26の動物舎に対する最後の改築、補修に入るとし、650余種、6500余匹の動物が生息する動物園を訪ねて来る参観者の喜びにあふれた姿を思い描きながら、工事に拍車をかけていくとのべた。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.8.24]