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〈論調〉 情勢流れ阻む対決戦争策動

 米国がわれわれのたび重なる反対、糾弾にもかかわらず、南朝鮮好戦勢力を引き入れて大規模なウルチ・フォーカスレンズ合同軍事演習を開始したことは、対話の相手であるわが国に対する重大な挑戦であり、良好に発展している朝鮮半島情勢の流れを阻み、軍事的対決と緊張を激化させる重大な対決戦争策動である。

 ウルチ・フォーカスレンズ合同軍事演習は、始まった経緯から見ても、作戦の内容から見ても、徹頭徹尾、われわれに反対する侵略戦争演習である。

 現在、朝米が6者会談のプロセスにあるにもかかわらず、膨大な兵力と最新戦争装備を投入して合同軍事演習を大々的に行っているのは、米国が北侵戦争の挑発を既成の事実にしており、その実現のために狂奔していることの明白な証拠である。

 現実は、米国の対朝鮮敵視政策が決して変わっておらず、朝鮮半島の平和と安定を破壊する主犯は、昨日も今日も米国であるということをはっきりと示している。米国は、大勢に逆行して朝鮮半島の情勢を緊張させ、核問題の解決と北南関係の発展に人為的な障害をつくる責任から決して逃れられない。

 南朝鮮が米国の危険な北侵戦争挑発策動に追従して同族に危害を加えるための戦争演習騒動に加担したことについて現在、全同胞は込み上げる憤激を禁じ得ないでいる。これは、民族共同の要求と利益にも抵触し、6.15統一時代にも反し、北南関係にも悪影響を及ぼす時代錯誤の妄動である。

 わが国は、対話にも戦争にもすべて準備ができており、情勢の変化に伴う自主的な対応策をすべて予見している。平和を愛し、重んじるわが国は、朝鮮半島で平和を脅かし、核戦争の火種を起こしている米国と南朝鮮好戦勢力の策動を決して傍観しないであろう。

 米国は、北侵戦争演習を直ちに中止すべきである。(労働新聞21日付)

[朝鮮新報 2007.8.24]