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今回の豪雨被害状況 8月25日現在

朝鮮中央通信報道と国連機関の報告書を総合

●被害地域

 平壌市、平安南道、黄海北道、黄海南道、咸鏡南道、江原道

●地域別降水量(8月7〜12日)

 ・平壌市−580ミリ(〜14日)
 ・平安南道−北倉郡796ミリ(〜14日)、徳川市760ミリ(〜14日)、平城市766ミリ(〜14日)、陽徳郡570ミリ、孟山郡529ミリ、順川市452ミリ
 ・黄海北道−新坪郡592ミリ、瑞興郡769ミリ(〜14日)、新渓郡467ミリ、遂安郡406ミリ
 ・咸鏡南道−定平郡399ミリ、金野郡389ミリ、咸興市336ミリ、洪原郡309ミリ、新興郡304ミリ
 ・江原道−平康郡662ミリ、川内郡422ミリ、伊川郡840ミリ(8〜10日)

 ※150余りの市、郡で500〜800ミリ以上の豪雨

●人的被害

 死亡者−454人(※)、行方不明者−156人(※)、負傷者4351人(※)、90余万人が被災

 ※朝鮮側の集計を基に、OCHA(国連人道問題調整事務所)が発表(8月25日)

●物的被害

【住居、公共施設】 

 ・24余万世帯の住居(全壊4万463棟、半壊6万7056棟、浸水13万3732棟)、公共施設・学校8000余棟、医療機関・託児所数千棟が全壊および半壊

【農業】

 ・22万3381ヘクタールの農耕地が流失、埋没、冠水(田畑面積の20%、トウモロコシ農耕地の15%)
 ・数百台のポンプ、電動機、変圧器が浸水、流失
 ・揚水場200余棟、水路1600余カ所、農業施設480余カ所、海岸防波堤10余カ所など破壊

【電力】

 ・電柱800余本が倒壊
 ・変圧器10余個破損、数十の変電所が浸水、電線4万メートルが流失、虚川江、赴戦江、通川など水力発電所のダム構造物と発電設備が破壊され、完全浸水

【石炭】

 ・数十万トンが流失、90余りの炭鉱の300余の坑と採炭場、掘進切羽が浸水、崩落、90余棟の産業建物、30余棟の公共施設が全半壊
 ・炭鉱設備(モーター、コンプレッサー、電車、変圧器など)600台以上が浸水、200余カ所、7万5000余m3の運炭線と道路が寸断

【鉱業】

 ・銀波はじめ鉱山の多くの坑と採掘場が崩落、浸水

【鉄道、交通運輸、都市計画】

 ・線路の路盤7万8000余m3(100余カ所)が流失
 ・4つのトンネル浸水、鉄道擁壁60余カ所(3万6000m3)が崩壊、鉄橋280メートルが破壊、鉄道変電所13カ所浸水
 ・鉄道通信用電柱1160余本、コンクリート電柱120余本が破壊、200余カ所の線路に6万2400余m3の土砂が積もり主要鉄道区間が運行中止
 ・平壌−開城高速道路、平壌−元山観光道路など2000余カ所600余キロメートルの道路、2200余カ所の橋が破壊
 ・100余カ所の上水道ポンプ場、雨水、汚水網が浸水、飲料水の供給中断

【その他】

 ・剣徳鉱業連合企業所、大安重機械連合企業所など1000余棟、20万余uの主要生産施設が全半壊、浸水

[朝鮮新報 2007.9.5]