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金正日総書記 現代会長らと会見

現代に白頭山観光事業権 北南間の合意書も発表

訪朝中の南朝鮮・現代グループの玄貞恩会長(左から3番目)、現代峨山の尹万俊社長(左から2番目)と記念写真を撮る金正日総書記 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 金正日総書記は2日、平壌を訪問している南朝鮮・現代グループの玄貞恩会長、現代峨山の尹万俊社長一行と会見した。

 朝鮮中央通信によると、金正日総書記は現代グループと現代峨山の先任者でる故鄭周永名誉会長と故鄭夢憲会長について感慨深く追憶し、同胞愛の情あふれる温かい談話を交わした。

 金正日総書記は続いて、玄貞恩会長、尹万俊社長一行のために夕食会を催した。

 夕食会には、朝鮮労働党の金養建部長が同席した。

 また、朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)と現代グループは、平壌で北南間の観光事業に関する問題を協議し、3日に合意書を発表した。

 合意書によると、ア太委は現代グループに白頭山観光事業権と開城地区観光事業権を与えることにした。

 双方は来年5月から白頭山名所観光を始めることにし、観光は白頭山―ソウル直航路を利用することにした。また、今年12月初から開城地区の歴史遺跡と名所の観光を始めることにした。

 さらに双方は、白頭山観光と開城地区観光を実施するための実務的対策を講じることにした。

 合意書にはア太委の崔承哲副委員長、現代グループの玄貞恩会長が署名した。

 白頭山観光問題は、さきの北南首脳会談(10月)の結果発表された「北南関係発展と平和繁栄のための宣言」第6項に明記されている。

 北側の民族経済協力連合会、民族和解協議会など当該部門の関係者と玄貞恩会長をはじめとする現代グループ関係者との面談が1日、人民文化宮殿で行われ、開城工業地区事業、観光事業、社会文化事業における協力など、相互が関心をもつ問題について総合および部門別に討議した。

 これに先立ち、一行は白頭山地区を見て回った。

 一行は10月30日から3日まで訪北した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.11.7]