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国際社会も大きな関心 北南代表は日本の対応注視

 北南総理会談は国際社会の注目を集めた。

 会談が開かれたシェラトン・グランド・ウォーカーヒルホテルのプレスセンターには、内外記者らの熱気があふれた。

 南側記者400余人、外信記者200余人が取材を申請した。とくに外信記者の数は10.4宣言発表以前に行われていた閣僚級会談の時よりも大幅に増えた。

 会談に参加した北と南の代表団も、国際社会の高い関心を十分に意識し、互いに協力して共同歩調を取っていく姿を演出した。

 北側の金英逸総理は会談で、10.4宣言が北南関係と内外情勢、民族の念願、6.15自主統一時代を反映した歴史的文書として発表されると、全同胞と全世界の支持と歓迎を受けたと指摘した。

 宣言には民族の意思と利益が公正に反映されているばかりか、「内外の関心事も考慮」されているというのが金総理の見解だった。

 10.4宣言は、朝鮮半島非核化プロセスに参与する関係各国の利害関係にも符合する。

 10.4宣言で北と南は、直接関係する3者または4者の首脳が朝鮮半島地域で会って終戦を宣言する問題を推進するために協力していくことを表明した。

 また、朝鮮半島核問題解決のために6者会談9.19共同声明と2.13合意が順調に履行されるように共同で努力することを誓った。

 会談では10.4宣言履行のための行動計画が合意された。

 宣言に対する国際社会の支持を背景に、北と南が6.15共同宣言の基本精神である「わが民族同士」を内外に誇示する構図が形成されつつある。

 北と南の代表らは朝鮮新報記者に対して、「今日の情勢の転換局面は引き返せない流れだ」と述べ、国際社会の趨勢に逆行し対朝鮮強硬路線を固守している日本の行方に関心を示していた。

 在日同胞が置かれた状況を憂慮し、同族としての支持、声援を表明する彼らの姿が印象的だった。

[朝鮮新報 2007.11.22]