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朝鮮国内メディア 李会昌の出馬を非難

「大統領の資格ない」

 朝鮮の国内メディアが、李会昌候補の南朝鮮大統領選挙出馬を非難する論調を連日展開している。

 祖国平和統一委員会スポークスマンは16日、李会昌候補の大統領選挙出馬と関連した朝鮮中央通信社記者の質問に答えながら、「良い方向に発展する北南関係を破たんさせようとする不純な企図」を露にしていると糾弾した。

 スポークスマン発言が報道されるのと前後して、国内各紙は李会昌候補の「事大主義的売国行為」と「反統一悪行」「不正腐敗と詐欺行為」を暴く論評を掲載した。

 平壌新聞22日付は李会昌候補の大統領選挙出馬を、「権力狂の滑稽な地団駄」と酷評した。同紙は「李会昌逆徒はすでに『大統領』の資格を喪失して久しい」としながら、大邱市民が選挙遊説中の李会昌候補へ生卵の洗礼を浴びせたのは民心の表出だと指摘した。

 民主朝鮮も18日付で、李会昌候補が生卵の洗礼を受けたのは「当然な罰」だと指摘し、彼は「四面楚歌の状態で四方から叩かれている」と、現在の政局を解説した。

 金日成社会主義青年同盟中央委員会機関紙の青年前衛(18日付)は「今日、わが民族が和解と団結、平和と繁栄、統一に向かうのは止めることのできない流れとなっている」とし、李会昌候補のような「対決と戦争の狂信者が当選すれば、南朝鮮社会の正義は完全に抹殺され、北南関係は破綻し、戦争による災難は不可避になるだろう」と指摘した。

 一方、国内の各種メディアは李会昌候補の執権策動を断罪する南朝鮮政界や社会の声も連日紹介している。また、労働新聞は23日から李会昌候補の過去を暴く連載記事を掲載し始めたている。【平壌支局】

[朝鮮新報 2007.11.28]