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朝鮮の各家庭でキムチ漬け始まる

 11月下旬に入り、朝鮮の各家庭で伝統的なキムジャン(キムチ漬け)が始まった。

 洪水によりキムチ漬け用の野菜生産でも多くの被害を受けて時期は遅れたが、おいしいキムチで家族を喜ばせようとする主婦の想いはいつになく強い。

 最近、新しい機能性キムチをつくった国家科学院食料研究所研究者のキム・ミョンエさんは、伝統的な副食物であるキムチの独特な味をいっそう引き立てようとする朝鮮女性の熱意は日増しに高まっているとし、記者に次のように語った。

 こんにち、女性たちはキムチ漬けを単なる「半年食料(来年の春まで)」を用意するありふれたことではなく、民族料理を引き続き発展させ、民族性を生かすことと見なしている。それゆえ、毎年、キムチ漬けの時期になると主婦は地方伝来の方法でキムチの味をいっそうおいしくするために年長者を訪ねて数十年間にわたって体得した秘けつと経験を学ぶとともに、新しいキムチ漬けの方法を引き続き取り入れている。

 また、ほとんどの家庭で白菜の丸漬けだけでなく、赤い高菜キムチ、ポッサムキムチ(野菜や果物、魚介類を白菜で包んだもの)、カクテギ(大根をサイコロ状に切ったもの)、トンチミ(丸ごとの大根にねぎ、青トウガラシ、梨などを入れて漬けた水キムチ)など各種のキムチを漬けている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.11.28]