top_rogo.gif (16396 bytes)

日本人士らが政府の「制裁」を非難 「朝・日友好支援米」を朝鮮に送りたい

「われわれが一致団結しよう」

 市民団体「平和の糧」は1995年から10年間、収穫した「朝・日友好支援米」を朝鮮に送り続けてきた。しかし日本政府が昨年7月に取った「万景峰92」号入港禁止などの制裁により、在日同胞は祖国への渡航の権利が危機にさらされ今年、「支援米」が送られずにいる。このような日本政府の措置に対し異議を唱える「平和の糧」と「西大阪地域民族教育対策委員会」共催の「なんでやねん! ウリが作った米が送られへんねん! 人道の船『万景峰92』号の往来再開を求める西大阪地域緊急集会」が昨年12月27日、西大阪朝鮮初級学校講堂で行われ、日本人士と同胞ら61人が参加した。

 集会ではまず、「平和の糧」代表が「支援米」を総連西成支部の呉信浩委員長に渡した。

 続いて「平和の糧」の山橋宏和代表が基調報告。山橋代表は1995年以降、朝鮮への支援を始めた経緯、日朝の友好を願う参加者全員の気持ちなどを代弁、春の田植えから秋の稲刈りまでを行ってきた10年来の活動を振り返った。そのうえで「今年はどうしたらいいものか、行き先を失っている」と憤りを露にし、日本が冷戦にしがみつき朝鮮を敵視しているなかで、「われわれが一致団結しよう」と呼びかけた。

 集会では、「朝鮮総連および在日朝鮮人に対する最近の警察当局の動き、迫害について」総連大阪府本部同胞生活部長が報告した。

 次に「さまざまな問題から見えてくる日朝国交正常化問題の切実性について」西大阪朝鮮初級学校を支援する「西大阪朝鮮初級学校 アプロハムケ」の有元幹明代表が報告。日本政府の朝鮮への制裁を断固糾弾し「行動を起こそう」と訴えた。

 集会ではまた、「アプロハムケ」の中村吉政事務局長、西大阪初級オモニ会の金有理副会長、「平和の糧」の南美穂子さんらが、それぞれの立場からアピールした。

 集会の最後には、人道の船「万景峰92」号の往来再開を内閣総理大臣に強く求める緊急集会参加者一同名義の要請文が満場一致で採択された。

 集会終了後、女性同盟住吉支部の李好枝委員長(非専従)は、「今日のような意義深い集会にさらに広範な同胞の参加を呼びかけていきたい」と話していた。

アピール要旨

 中村吉政さん 心を運ぶ船を止めた日本政府による、日朝の信頼関係を壊すような今回の措置はすごく腹立たしい。日本人は、一方的な情報を信じることにより、惑わされている。これこそ日本人の弱さだ。そのなかで、事実を正しく見つめ、「なにが本当なのか」を見極める仲間も増えている。とりわけ「アプロハムケ」は「ひとつの導火線」である。

 金有理さん 数年後、必ず言えるようにしたい次のようなことがある。「子をウリハッキョに送るオモニたちの気持ちを代弁しみなさまにお礼を言いたい。給食の配給、学校の助成金拡大、『万景峰92』号の入港再開に尽力してくれてありがとうございます。たくさんの日本人の方々に感謝しています」。そのために30〜40代の私たちがこれからがんばりたい。

 南美穂子さん 「制裁」は日本人の問題。今日、日本人に戦争をさせようとしている日本政府により、平和運動推進派が弾圧を受けている。今、一人ひとりが声を挙げ踏ん張り、「支援米」を送る夢を壊してはいけない。

[朝鮮新報 2007.1.15]