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〈論調〉 米国の新型核開発計画非難

 ブッシュ政権が最近、次世代の新型核「信頼性のある代替核弾頭」の開発計画を進めている。

 米国の核兵器現代化策動は、ブッシュ勢力が言うように核弾頭の「安全な保管」のためではなく、新世紀の核戦争戦略に従ってそれをより現代化するためのものである。米国は、核兵器の現代化を核弾頭の爆発力と殺傷力を高めることに基本を置いている。これは、少ない人員と武力で戦争を速戦即決するところに目的がある。

 米国がけん伝する核弾頭の「安全性」保障は本質上、その使用における安全性保障であって、核兵器の除去による安全性保障ではない。

 核兵器の削減は核弾頭の現代化ではなく、段階的で全面的な削減になるべきである。

 米国が核兵器を現代化するほど、それによる核戦争の危険はいっそう増大し、世界の平和は甚だしく脅威にさらされる。

 米国の「核拡散防止」提唱は偽善である。米国の無謀な核戦争挑発策動により、人類は甚だしい核戦争の危険に直面している。

 米国によって世界的に核戦争の危険がもっとも色濃く漂っている地域は朝鮮半島である。

 米国は、わが国で核戦争を挑発しようと狂奔している。現情勢に対処してわが人民は先軍の旗じるしを高く掲げ、自衛的国防力をあらゆる面から強化している。

 好戦的なブッシュ勢力の無謀な核兵器現代化策動は、彼ら自身の安全を破壊する愚かな行動である。米国は、核目まい症から覚めるべきである。(労働新聞1月24日付論評)

[朝鮮新報 2007.2.1]